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ESWL(体外式衝撃波結石破砕療法)

膵石に対する治療では、ESWL(体外式衝撃波結石破砕療法)と内視鏡治療が身体的負担が少なく第一選択とされています。膵石症は膵管内に形成された膵石が、急性増悪(急性膵炎)を引き起こす原因になることがあります。

以前は外科治療が選択されていましたが、ESWL(体外式衝撃波結石破砕療法)、内視鏡治療が膵石治療に応用されるようになり、破砕、排石、除痛効果に関して良好な成績が報告されています。
膵管内膵石の多くは膵管狭窄を伴っていますので、ESWLによる破砕で、膵石を1~3mm程度まで破砕し細かくすることで、自然排石を促すことも出来ます。

ESWLでは試行前に、ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影検査)を行い、主膵管の狭窄の確認、擦過細胞診、膵液細胞診などを行い、他の悪性疾患の有無を確認します。また、この時に膵管口切開を行うことが多いようです。

ESWLの破砕方式は効果の高い順に、圧電(ピエゾ)方式、電磁変換方式、水中放電方式があります。使用状況は前のエントリーを参照してください。ESWLの適応外としては、膵仮性動脈瘤、腹部大動脈瘤などがある場合や、妊娠、その他体位保持が困難な場合があります。

ESWLは多くの場合は内視鏡治療と併用されています。内視鏡治療(膵管口切開、バスケット採石術、バルーン拡張術、膵管ステントなど)単独での治療の場合、膵管は胆管に比べて狭く、屈曲や分岐膵管の開口部があり、高い技術を必要とされ、目的部までバスケットを挿入出来ない場合など、治療成績が良好でない場合が多く、ESWLと併用されることが多いようです。


ERCP.jpg



ESWLは通常4~6回程行われます。この中で、衝撃波の疼痛で治療中止となるケースも数%あります。結石破砕効果は92.0%と良好なものの、結石消失効果は49.3%と低く、内視鏡療法など補助療法を行うことで消失効果は74.3%まで上がっています。

ESWLの治療効果2003年2008年
結石破砕効果92.4%92.0%
結石消失効果(+内視鏡治療72.6%74.3%
症状緩和効果91.1%90.9%
膵石再発24.2%22.5%


治療後の膵機能の変化については、疼痛除去・軽減効果はみられるものの、膵内分泌・外分泌機能については長期的に低下が認められます。特に、アルコール性慢性膵炎では非アルコール性に比べて有意に低下していることが報告されています。


[ 2009/12/08 03:36 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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