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膵石症の治療

石灰化の次は膵石症についてのエントリーです。膵石症については以前にも書きましたが、今回は主に治療に関してのデータ面からのエントリーになります。

膵石症の原因については、アルコール性(73.8%)が最も多く、次いで特発性(12.9%)となっていますが、これは慢性膵炎の比率と良く似た結果で当然の事でもあります。

治療内容は、ESWL(体外式衝撃波結石破砕療法)単独が22.1%、ESWL+内視鏡治療が27.8%、内視鏡治療単独が9.1%、外科治療14.7%、その他(経口融解剤など)11.5%、無治療15.9%ととなっています。さらに詳しく見ていくと以下の通りになります。

結石数と治療法
 ESWL内視鏡術外科手術
単発30.7%20.0%20.0%30.7%
多発68.1%49.4%77.8%67.7%
不明1.2%2.4%2.2%1.6%
結石径と治療法
ESWL内視鏡術外科手術
~10mm46.6%86.7%22.2%46.6%
10~20mm33.8%10.8%11.9%26.8%
20mm~7.1%0%2.2%5.3%
不明12.5%2.4%63.7%21.3%



ESWLの機種別にみると、2008年例では、電磁変換方式が61.6%と最も多く、次いで水中スパーク方式の31.1%となっています。

治療成績においては、ESWL単独では結石破砕効果は92.0%と良好なものの、結石消失効果は49.3%と低く、内視鏡療法など補助療法を行うことで消失効果は74.3%まで上がっています。内視鏡治療単独での結石消失効果は87.5%でした。

各治療による症状の緩和効果は、ESWL90.9%、内視鏡治療95.8%、外科治療98.5%といずれも良好な成績です。

治療後2週間以内に発生した早期合併症は、外科手術13.3%(縫合不全、仮性のう胞、腹腔内出血、ARDS)、内視鏡治療9.6%、ESWL6.1% (膵炎、胆嚢炎、胆管炎)の順となっています。外科治療においては重篤な合併症が多く、第一選択としてはEWSLや内視鏡治療が薦められています。

逆に後期合併症はESWL4.6%(腹痛、膵管狭窄、耐糖機能悪化)内視鏡治療2.4%、外科治療2.2%の順となっています。

治療法による膵石再発については、ESWL22.5%、内視鏡治療12.0%、外科治療1.5%と治療法によって大きく差が出ています。複数回再発についても、ESWL9.4%、内視鏡治療4.8%、外科治療2.2となっています。
再発時期についても、ESWLの97.5%、内視鏡治療については100%が3年以内。一方、外科治療においては、42.9%が3年以上と有意に差が出ています。
ESWLでは単独での結石消失率が低く、膵石再発率も高く3年間は厳重なフォローアップが必要とされ、また、複数回の再発率も高いため、再発後のフォローアップも重要だと思われます。


[ 2009/12/07 04:23 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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