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石灰化慢性膵炎の食事療法

全国調査で、日本人の慢性膵炎有病者数の増加とともに石灰化合併率の増加も報告されています。

 慢性膵炎患者全体の59.5%(男性62.0%、女性48.5%)確診例の72.9%(男性74.4%、女性64.4%)に石灰化を合併している事が、報告されています。

 過去の調査の33~47%に比べて急増していますが、画像診断の進歩と調査時の診断基準の差が原因とされています。近年、膵石症で疼痛がある症例や膵機能改善が期待できる症例に対して、対外衝撃波結石破砕療法(ESWL)内視鏡治療が多くの施設で標準化されています。

 一方、膵石除去後の飲酒継続例では膵石再発や長期経過後の膵機能低下が指摘されています。したがって、石灰化慢性膵炎患者でも基本治療である食事療法薬物療法を正しく理解して実践することが重要です。

石灰化慢性膵炎患者は、非石灰化慢性膵炎患者に比べて、男性に多く、病歴が長い、膵外分泌機能の低下が進み、糖尿病合併の割合が多いとされていますが、治療の原則は同じです。

1.膵への過度の刺激を避ける食事療法

摂取エネルギー

 一般的に摂取エネルギーの目安は(標準体重×30~35kcal)と言われています。一回量を減らし、食事回数を増やすこと(4~5回)で総摂取カロリーを増加させることが推奨されており、栄養障害時は6~7回まで増やすこともあります。通常食にこだわらず、流動食(成分栄養剤)や点滴の併用も考慮に入れるべきとされています。

炭水化物蛋白質・脂質

 炭水化物はあまり膵臓を刺激しないため、慢性膵炎の代償期では摂取総エネルギーを増やすため炭水化物を多めに増やすことが推奨されています。しかし、膵機能不全症では炭水化物の消化吸収不良も合併するので、注意が必要です。

 蛋白質摂取量は、栄養障害を合併している場合は多め(100~150g/day)の摂取が推奨されていますが、これに関するエビデンスはありません。

 脂肪摂取に関しては、腹痛がある場合は摂取制限が必要です。間欠期では1回10g程度に制限します。非代償期では十分量の消化酵素を補充した上で制限を解除し、50~80/dayの植物性脂肪を摂取することが望ましいとされています。

その他の栄養素

 食物繊維は、消化酵素を吸着し、食物の消化吸収を遅らせてしまうため、少量とします。


以下についてはエントリーを改めて、紹介します

2.膵内外分泌の機能障害に対する治療

3.痛みのコントロールと膵合併症の治療


[ 2009/12/03 13:17 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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