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清志郎のいない夏

日本の夏といえば、多くの人は「金鳥の夏」なのでしょうが、私にとっては「野音の夏」でした。
清志郎はあんまり渋谷は好きじゃなかったようですが...

今や外国人と生気のないジャリン子に支配されてしまっている渋谷野音が最後に輝いた夜、1994年8月13日。「グラッド・オール・オーヴァー
RCファンにとってまさに「真夏の夜の夢」といった一夜でした。
RCサクセション活動停止以来、4年ぶりとなったチャボとのフルステージ。(これ以前に6月に競演した「Screaming Revue」も映像化されて出ています。)

ライブが発表されたときは「RC再結成か?!」との期待が出ましたが、清志郎は「「RCは二度とやらない」と宣言し、そのかわり古井戸~RCサクセションの黄金ナンバーをこれでもかと演ってくれました。「復活ライブ」ではなく、これがRCの「解散ライブ」なんだなぁと思いながら見ていました。

そういった感傷が入るのか、BassとDrumsの音が違うからなのか、コアなファンの間での評価は今ひとつですが、私は大好きです。
早川岳晴のぶっとい音も、湊雅史の長すぎるドラムロールもこの夜にピッタリあっていました。梅津和時は相変わらず飛び跳ねているし、片山広明がマチコ&ミキに絡みに行ってばかりいるのも(しかもフリ一人だけずれてる!)。清志郎のビジュアルを除けば 最高です。

構成は

忌野清志郎: Vocals, Guitars, Harmonicas
仲井戸麗市: Vocals, Guitars

早川岳晴: Bass / 湊雅史: Drums / KYON: Keyboards
梅津和時: Alto Sax, Soprano Sax / 片山広明: Soprano Sax, Tenor Sax, BaritoneSax
マチコ: Backing Vocals / ミキ: Backing Vocals

ライブは今でも最高のテイクと言われている「よそ者」のアコースティックバージョンで始まりました。もちろんこの時点で泣き出す女性オーディエンス多数。半ズボンに浴衣姿で虫取り網持ったおっさんの歌の泣けるということは、やはりこの曲は名曲ですね。この曲の誕生エピソードは以下の通りですが、すっかり代表曲になっちゃいました。(笑)

「あ、そうそう、それで当時、歌謡曲の作詞の本を持ってたんだよ(笑)。歌本じゃなくて、なんか作詞の、いままでの歌謡曲に出てきた言葉がアイウエオ順に 全部出てるの。…涙の何とかとか涙がどうしたとか、涙の項を引くともう 100コぐらい出てるわけよ(笑)。それを見ながら作ったんだよね。だから、その言葉を適当につなげると歌詞ができますよっていう本なの」
――《けむる 港町》とか?
「そうそうそう」
――清志郎は港町なんて使ったことないもんね。あとにも先にもこれだけだもんね。…この《俺たち よそ者 何処に行ったって/だからさ そんなに 親切にしてくれなくてもいいのに》ってのは、ちょっとブルースっぽいアイデアで。
「ブルースっぽいな、うん」
――歌謡曲とブルースのアイデアが盗用されつつ(笑)、一緒になって見事な世界を体現しているという。
「(笑)うん」
――やっぱ忌野さんは天才ですね。
「いやあ」
――できたらみんなは何つってた?
「いい、いいって言ってました」
――「何だおまえ?」とか言われなかった?
「(笑)言われなかった」
――「港町はねえだろ、おまえ」とか言われなかった?
「うん。言われなかった、不思議と」

   
「忌野清志郎の10曲」より

このあと「甲州街道はもう秋なのさ」までアコースティックライブが続きます。

そして、アンコール。早川岳晴のぶっといベースで会場は狂気、熱気のるつぼへと向かっていくのでした。ここからの清志郎はまさにヘアースタイルを除けばステージを駆け抜けるにふさわしい疾走感でした。

ここからラストの「気持ちE」まで一気に駆け抜けたのですが、いろいろあったチャボが「チャンスは今夜」のあと「やってよかったぁ(MP3です)」と叫んだときは失神者が8名は出たはずです。
この一言で何もかも吹っ切れたようにチャボが一段と輝き始めました。

いつもの黒いベレー帽とベスト&ジーンズ中にはルーズな薄紫のシャツ。
アコースティックでは時折上目遣いで清志郎を見つめ、ロックンロールナンバーでは強くかき鳴らして右手をつきあげ、前のめりにブルースを決めている仲井戸麗市が戻ってきていた。

そして最後のアンコールは、もういちど二人きりで「夜の散歩をしないかね」。

「シングル・マン」収録の傑作で、なんとも言えない余韻を残しながらこの夏の夜が終わりました。

「EVERYDAY WE HAVE THE BLUES」(北海道の牧場での競演)を行うなど、少し離れていた清志郎とチャボの距離が縮まった夏でもありました。

清志郎のいない初めての夏、「真夏の夜の夢」は、もう「あの夏の陽焼けしたままの夢」となってしまい、見ることは永遠にかなわないのですが...
これからも「この夏の一枚は?」ときかれれば、このライブ・アルバム(CDは3枚組です)を答えるでしょう。

このライブは「グラッド・オール・オーヴァー[CD]」「GLAD ALL OVER [DVD]」で発売されています。新品でもたいてい10~20%以上OFFなので3000円もあれば購入できるのですが、DVDではカットされている曲があるので気をつけてください。

下に一覧表を作ってみましたが、「君が僕を知ってる」や「スローバラード」が入っていません。ぜひとも完全版を出して欲しいものです。

グラッド・オール・オーヴァー[CD]
グラッド・オール・オーヴァー
GLAD ALL OVER [DVD]
GLAD ALL OVER [DVD]
ディスク:1
1. よそ者
2. ボスしげてるぜ
3. たとえばこんなラヴ・ソング
4. 忙しすぎたから
5. ダーリン・ミシン
6. 夏の色調
7. お弁当箱
8. 甲州街道はもう秋なのさ
ディスク:2
1. よォーこそ
2. ロックン・ロール・ショー
3. 君が僕を知ってる
4.
Sweet Soul Music
5. いい事ばかりはありゃしない
6. ハイウェイのお月様
7. 君を呼んだのに
8. エンジェル
ディスク:3
1. ステップ!
2. 上を向いて歩こう
3. トランジスタ・ラジオ
4. ドカドカうるさいR&Rバンド
5. スローバラード
6. チャンスは今夜
7. 雨あがりの夜空に
8. キモちE
9. 夜の散歩をしないかね
1. よそ者
2. ボス しけてるぜ
3. 忙しすぎたから
4. お弁当箱
5. 甲州街道はもう秋なのさ
6. よォーこそ
7. ロックン・ロール・ショー
8. Sweet Soul Music
9. ハイウェイのお月様
10. 君を呼んだのに
11. ステップ!
12. 上を向いて歩こう
13. トランジスタ・ラジオ
14. ドカドカうるさいR&Rバンド
15. チャンスは今夜
16. 雨あがりの夜空に
17. キモちE
18. 夜の散歩をしないかね

 赤字はDVD未収録曲
 
 太字は[YouTube]へのリンク


先日のSSの「トランジスタ・ラジオ」[高画質で再生]

トランジスタ・ラジオ 忌野清志郎&仲井戸CHABO麗市 [動画]


甲本ヒロトとの競演は「2005★GOD Presents ROMANCE GRAY 35 [DVD]」に収録されています。
 動画:REMEMBER YOU 忌野清志郎 with 甲本ヒロト 動画:キモちE 忌野清志郎 with 甲本ヒロト 動画:上を向いて歩こう 忌野清志郎 with 甲本ヒロト 動画:雨あがりの夜空に 忌野清志郎 with 甲本ヒロト

REMEMBER YOU

 きもちE! 上を向いて歩こう 雨上がりの夜空に

2005★GOD Presents ROMANCE GRAY 35 [DVD]
ユニバーサルJ (2005-07-06)
売り上げランキング: 1645
おすすめ度の平均: 5.0
5 完全復活祭に行けなかった人へ
5 頼むぜ、キヨシロー
5 やっぱしね
5 カッコE
5 愛と平和


[ 2009/07/10 05:03 ] いろいろ 趣味 | TB(0) | CM(2)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/07/12 00:08 ] [ 編集 ]
Re: 忘れていました
TシャツGETはなかなかレアな体験ですよね。
マジカデ・ミル・スター・ツアーの時は終わってから握手会とかをしてたので、ステージで使ったリストバンドやタオルを貰ってる人は多かったですが、Tシャツは見ませんでしたね。

>当時は何も感じていませんでしたが、清志郎の髪は、歌う度にばさばさして、落ち武者みたいにも見えますね。

私は当時からすごい違和感を感じてました。とうとう薬でおかしくなっちゃったのかと。(笑)
フジロックでもヒロトは「キモちE」と「リメンバー・ユー」歌ってました。
そして、歌詞は相変わらず覚えてません。マーシーはちゃんと覚えてるのに。^^
[ 2009/07/27 21:41 ] [ 編集 ]
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