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ガン病棟のピーターラビット その後 3

生前は毒舌でならした中島梓(栗本薫)さんでしたが、「ガン病棟のピーターラビット」でも健在です。

最初から最後まで「どこかに行ってはビールを飲む」話しか書かない男性作家がいます。べつだん何がどうというわけじゃないんだけど、1冊読み終わったあとになんというかこう、実ーに索漠とした気分が残り「うう、なんたる時間の無駄」と思ってしまう女性作家がいます。それでもまだそれはマシなほうで、なかには読んでるうちにムカムカムカムカしてきて途中で本を放り投げてしまうエッセイなんてのもあったりします。


誰の事だかわかるように書いてあるのは病気のせいではなくて、いつもこんな感じでありました。(笑)

中島梓としては、「小説道場」で、栗本薫としては「コミュニケーション不全症候群」として数多くの腐女子を生み出し、「御大」として名を馳せられました。たぶん。

笠井潔氏が追悼文、「新世代とらえた先駆的な視線 栗本薫さんを悼む」を毎日新聞に書かれていましたが、まさに彼女も時代の先端を駆け抜けて行った一人であったのは間違いないと思います。

ランディ・パウシュ教授も最後の授業の後、WEB上でフォローされていました。
中島梓(栗本薫)さんの場合は、ランディ・パウシュ教授ほど詳細な治療経過ではありませんでしたが、ご主人の今岡さんも物書きを生業としてらっしゃるので大病から無事に復帰されれば、纏めて書籍として出されるかもしれません。

「書けば書くほどだらだらと長くなるばかりで意味が通らなくなる」、「誤変換を『原文ママ』と通した挙げ句、校正者がさじを投げた」などの風評を纏い、
ニフティで、公式サイトで、2ちゃんでと炎上を続けた彼女も膵臓癌には勝てないことを悟っていたような発言や文章が目立ちました。

グイン・サーガシリーズは『豹頭王の花嫁』が書かれることなく終わってしまうのか?
あるいはプロットなどは作成済みで数年後には出るのか?
はたまたゴルゴの最終回のように書きあがっているのか?

ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫)ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫)
(2008/08)
中島 梓

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2009年1月

それにしてもこうして2009年の新年の御挨拶が出来ただけで、私としては、ほんとによかったなあ、という気分です。2008年末の新聞で、恒例の、「今 年の訃報」みたいな記事が出ていましたが、あのなかに入っていたって、ちっともおかしくなかったわけですから。氷室冴子さんや、宮迫千鶴さんなど、ほぼ同 年輩のかたたちのお名前がそこにあるのを見ながら、「自分はまだ生きてこの年を迎えられたんだなあ」と複雑な感慨にとらわれていた年の瀬でした。

お 医者さんからは「何ヶ月タームでの計画だけにしておいて、あまり長期間にわたる計画をたてないよう」云われている身の上ですから、あまり調子に乗らず、で も希望は失わず、やりたいことを優先順位をきっちり考えながら、確実にやってゆきたいと思います。まあ、これが、今年の抱負、というようなことになるで しょうか。

本年最初の大学病院の定期検診と採血、CTスキャンだったのですが、結果はあまりよろしくありませんでした。腫瘍マーカーがな んとすごい数字になっちゃったし……といっても、それはもう、病気持ちなんですから、それをくよくよしていてもしょうがないので、「もう自分は病気持ちな のである」と割り切って、これから先の人生は、「癌とともに生きてゆく」心構えを忘れないようにしたいと思っています。もう、もしかすると100%の健康 体に戻る、ということはないのかもしれませんが、それはそれで生きてゆきようもあると思うので、とにかく「癌だから」ということで暗くなったり、迷ったり することなく、やりたいことをやってすっきりと生きてゆきたいものです。

2008年2月

1月はじめのCTの結果がよくなかったので、こんどは2月19日にCT撮影するんですが、それがまた同じような結果だと、こんどはまた入院になって、抗ガ ン剤をかえる、というより2種類まぜて使う、ということになってしまう可能性があります。そうなると、副作用も倍になったりするわけなんで(量は少なくは なるわけなんだけど)かなり、私としてはイヤなんですけどねえ。なんとか、次のCTで、ちょっとでもガン太郎君達が、小さくなっていてくれれば、このまま ゆけるんですけれども。どうも自分の直感として、TS-1とはそれほど相性悪くないけど、ジェムザールはなんだかイヤだなあ、というのがあって――まあた だの直感なんですが、最初に使ったときにすごく気分が悪くなった、というのが影響してるんでしょうが。

 しかし、それ以外はまあだんだん調子があがってきて、投薬期間の最後のわりには食欲もなくならないし、体重のじりじり減少も一応最低限でとまってるし、このままゆければいいんだけどなあ、という感じです。

腹 水が溜まりはじめているらしいというのがちょっと気になっています。このお腹の張るのが腹水のせいだとすると、けっこう、また近々に入院かもしれないし。 でもベンピ(爆)のせいなら、むしろもっと体動かしてるとなんとか解消してくるだろうし。あったかくなってからは毎日お散歩しよう、と決意はしてるんです けれども、まだまだなかなか寒くてダメですねえ。冷え込むとてきめんに、どっと体調落ちるから。でももうほんとにあと1ヶ月、て感じになってきました。長 い冬だったなあ、っていう気分です。

発病してから1年と3ヶ月、無事に1年年を重ねたわけですが、もう1年、あともう1年、というふうに して、少しづつ、気が付いたら遠くにきていた、というほかはないですね。もうあれこれ考えても仕方ないし、このまま、そうやって、出来るだけのことをしな がら、生きることを楽しみながら、少しづつ遠くへまでゆこう、と思っています。

2008年3月

今回の抗ガン剤のクールはきつかったですね。8クール目と進んできたこともあって、本当ならもう音をあげている人のほうが多いのかもしれません。

2008年4月

3月後半は「腹部のハリ」で苦しめられて、脾臓に腹水がたまってきたというのですが、まだ抜くほどでもなく、しかし循環はひどく悪くなって足はパンパンに むくんでしまうし、上半身はビアフラのように痩せ細ってしまうし、じっさい、「飢餓で死んでゆく人のパロディ」みたいな体形になってしまいました。いや、 パロディでもなんでもありません。とにかく食欲がなくてなにも食べられない、なんだか口に何かをいれるとそれが黄金になってしまって苦しんだミダス王みた いになってしまいました。

4月12日、次の日曜には当面最後のライブをやって、そのあとは、旦那さんが入院するので、こんどは看病モー ド、にまでなれるかどうかはわかりませんが、場合によっては私も一緒に入院して腹水を抜くことになるかもしれない、というような相談をしております。まあ これも夫唱婦随の一種なんですかねえ。でもきのうはちょっとだけでもお寿司とかの固形物ものどを通ったので、少しづつ、サボりにサボってる胃を叩きおこし てやらないとなと思ってます。うちのアカミミガメは無事冬眠からさめましたし、山椒はみごとな新芽をいっせいに芽吹いたし。

 何にせよいい季節はいいものです。皆様もどうぞ私のかわりにこの素晴しい季節を存分にタンノウなさって下さいませ。

4 月もなかばをすぎたんですが、もう今週の金曜には、旦那さんは入院、来週の月曜には手術。これがすんでみないと生活がどうなるか、まったく見当もつきませ んね。ずっとこの2年近く介護されてきていたから、その介護人が入院してしまって、こっちが見舞にゆく立場になって、大丈夫かいなあ、といろいろと心配し ています。まあ、アシスタントさんに助けてもらったり、息子やばあちゃんの協力を得て、なんとかのりきってゆくほかしょうがありませんね。

2009年4月28日(火)

この数日私のほうの状態は最低最悪もいいところだったのですが、たぶんそれも旦那さんの手術、ということがかなりストレスになっていたのではないかと思い ます。きのうはぐっすり寝て、きょうはずいぶん回復しました。このまま、ゴールデンウィークのあいだに、のんびりしてもうちょっと体力をつけ
なくては、とにかく食べられるものが食べられないので、なんとか少しでも食欲を取り戻さなくてはと思っています。でないと、仕事もなかなか思うようにはかがゆかなくてもどかしいかぎりです。

この日の経過報告の1ヵ月後、永眠されました、合掌。

[ 2009/06/11 16:56 ] 膵臓 すい臓癌 | TB(0) | CM(0)
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