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急性膵炎における 初期診療のコンセンサス

厚生労働省の難治性膵疾患に関する調査研究は昨年度、

重症度判定基準を改訂し、予後因子と造影CT Grade分類を独立させて判定出来るようにした、
「急性膵炎における初期診療のコンセンサス」を改訂しました。
この中で、

急性膵炎発症早期の輸液量不足あるいは過剰がAPの致命率を高める危険性を示しました。

新たに、動注療法を急性膵炎発症2-3日以内に、膵全体の1/3以上にわたる膵実質の明らかな造影不良域を示す症例に対して行い、5日間施行するのが適切であることを明らかにし、動注療法の適応基準を示しました。

超音波内視鏡検査(EUS)を用いた早期慢性膵炎診断基準を作成し、早期慢性膵炎を診断することを可能にし、「EUSによる早期慢性膵炎の診断」を出版。

また、慢性膵炎患者の膵癌による死亡率は他の患者に比べて7.33倍と著しく高かった。
自己免疫性膵炎(AIP)の経口プレドニゾロン初期投与量は0.6mg/Kg、維持量は5-7.5mg/日で3年間を目安に投与することを示した。
膵嚢胞線維症(CF)の発症頻度は白人に比し極めて少なかった。
まどの研究結果も発表しました。

自己免疫性膵炎(AIP)診断基準を改訂し、日韓共同でアジア診断基準を作成した。
自己免疫性膵炎(AIP)診断基準活動性評価法、「原因不明の硬化性胆管炎の分類と治療の指
」を作成し、AIPの画像アトラスを出版。
のう胞性線維症(CF)の診療の手引き」を作成。

「急性膵炎における初期診療のコンセンサス」「EUSによる早期慢性膵炎の診断」「慢性膵炎診療ガイドライン」については書いてきましたのでので、自己免疫性膵炎(AIP)について。

自己免疫性膵炎(AIP)では膵管が狭窄を起こすのですが、この腫瘤形成性膵炎の場合も同じようなことがおこります。近傍の膵管や総胆管にはしばしば狭小化所見が認められます。

自己免疫性膵炎は高γグロブリン血症を伴うので検査によって判別出来ます。

自己免疫性膵炎とはその発症に自己免疫機序の関与が疑われる膵炎で、
従来の診断基準では、次の(1)と(2)、あるい(1)と(3)があれば自己免疫性膵炎と診断します。

(1)膵臓が腫大し、膵管が細くなっている。

(2)血液検査で、免疫グロブリンが高値を示す(高γグロブリン血症、高IgG血症、高IgG4血症)か自己抗体が存在する。

(3)膵臓の組織に特徴的な所見がある。


中高年の男性に多く、黄疸、上腹部不快感、糖尿病を認めることが多いのが特徴です。
自己免疫性膵炎ではステロイド治療が有用ですが、膵臓癌との鑑別が重要ですので、膵臓の専門家を受診されることを勧めます。



[ 2009/04/20 13:14 ] 膵炎 急性膵炎 | TB(0) | CM(9)
うーんと
つまりは、造影CTの結果だけで動注療法をすべきかどうかを決めることになったと理解すればいいのでしょうか?
逆に、今までは動注の適応基準がはっきりしていなかったのかな?
しかし。
動注療法は5日でも立派に発狂しそうになります。(゜ー゜;)
[ 2009/04/20 20:59 ] [ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2009/04/20 21:17 ] [ 編集 ]
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[ 2009/04/20 23:07 ] [ 編集 ]
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[ 2009/04/21 04:05 ] [ 編集 ]
Re: 自己免疫性膵炎
こんにちは。

自己免疫性膵炎については3年以内の再燃の可能性が高いので、3年間は検査と維持療法を続けていくことが一般的です。
経口プレドニゾロン初期投与量は5~7.5mg/日が標準的で、検査は月に一回、IgG4は保険適応ではありませんので、IgGを代用することが多いです。
現在はステロイドの大量投与で症状を抑え込んでいるに過ぎませんので、医療機関のお話のとおり長期的な目で治療を進めることが一般的です。
ステロイドは確かに強いお薬ですが、自己判断で中止するのも危険です。
どうしても抵抗がある場合は、医師とご相談の上、違う維持療法を選択されてはいかがでしょうか?
[ 2009/04/21 16:36 ] [ 編集 ]
Re: こんには
こんにちは。
以前にも書きましたが、EUSはそんなに特別な検査ではありません。
普通の胃カメラに使うスコープの先端に超音波検査のプローブがついたものです。
その分、管が太くなり苦しいといえますが、安全性は胃カメラと変わりません。
慢性膵炎と膵臓ガンの他の機器での画像診断は難しく、超音波内視鏡検査は必須とされてます。
また、膵のう胞などの二次検査としても必須です。
検査自体は1時間もかからないものですから、薦められていらっしゃるなら受けられても、ERCPなどと違って身体への負担はほとんどないと思います。

[ 2009/04/21 16:43 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
いままでは、動注療法を行うかどうかの適応基準はなかったと思います。
もちろんこれも目安にはなるものの最終的には医師の判断で決定されると思います。
ICUは覚醒しての5日間はきついですよね。
入るならこん睡状態で入っていないと、辛いです。
[ 2009/04/21 16:46 ] [ 編集 ]
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[ 2009/04/21 18:40 ] [ 編集 ]
Re: Re: こんには
EUSは胃カメラなどと同じように、施術者と患者の相性の部分が大きいのではないかとおもいます。
これは採血などでもあるのですが、相性が良い人はなんなく済ますことが出来るようです。
ある程度の目安にしかなりませんが、日本消化器内視鏡学会指導医の肩書きを持つ医師に担当してもらえるよう頼んでみてはいかがでしょうか?
撮影した画像の診断に関しては、数名から十数名の医師によってカンファレンスが行われて検討されるでしょうから、見落としと言った事は非常に少ないと思います。
[ 2009/04/22 11:19 ] [ 編集 ]
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