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FOY・フサン・ミラクリッドの投与量

エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドラインの記事でも書きましたが、標準的な治療として、厚生労働省が例に出している投与量が、薬剤性膵炎でも引用されていましたので簡単にご紹介しておきます。



【軽症例の場合】


軽症例では中心静脈ルートは必要ない。
体重60 kgの患者では1日輸液量は約2,500~4,000 mL/日で、最初の6時間量は約600~1,000mLとする。
蛋白分解酵素阻害薬は、下記の薬剤のいずれかを、症状に応じて量を増減して投与する。

FOY:メシル酸ガベキサート:200~600 mg/日(2回に分けて、1回約2時間かけて点滴静注)。

フサン:メシル酸ナファモスタット:10~60 mg/日( 2回に分けて、1回約2時間かけて点滴静注)。

ミラクリッド:ウリナスタチン:5万~15万単位/日( 3回に分けて点滴静注)。

【中等症の場合】

中等症例では中心静脈ルートの確保が望ましく、24時間持続点滴とする。
体重60 kgの患者では1日輸液量は約3,600~7,200 mL/日で、最初の6時間量は約1,200~2,400 mLとする。
蛋白分解酵素阻害薬として、

FOY: メシル酸ガベキサート:600 mg/日(2回に分けて、1回約2時間かけて点滴静注)+ミラクリッド:ウリナスタチン:15万単位/日(3回に分けて点滴静注)。

または、フサン:メシル酸ナファモスタット:60 mg/日( 2回に分けて、1回約2時間かけて点滴静注)+ミラクリッド:ウリナスタチン:15万単位/日(3回に分けて点滴静注)を投与する。

【重症の場合】

重症例では中心静脈ルートを確保して経時的に中心静脈圧(CVP)をモニタリングし、輸液の量や速度の目安とする。
体重60 kgの患者では1日輸液量は約4,800~9,600 mL/日で、最初の6時間量は約2,400~4,800 mLとする。
蛋白分解酵素阻害薬は1日に使用可能な最大量を使用する。

さらに、播種性血管内凝固症候群(DIC)やショックを呈している場合には、それに準じて、24時間持続投与を行う。
動脈にカテーテルを留置して、抗菌薬と同時に持続動注を行うと有効であるとの報告がある。(動注
重症例では致死的な合併症である膵および膵周囲の感染症の発生頻度が高いので、早期から予防的に抗菌薬を静脈投与する。使用する抗菌薬は、抗菌スペクトラムが広く、膵組織への移行の良いカルバペネム系のイミペネム、メロペネムなどが望ましい。

とされています、H2ブロッカーや鎮痛剤などの投与量、回数については割愛していますので以前の記事を参照してください。
いろいろな経過から保険診療範囲内で使える量が決まっているのがもどかしいですね。

[ 2009/04/15 15:20 ] 膵炎 薬 | TB(0) | CM(4)
はじめまして
僕は今膵炎で入院している者です。時々見させていただいているのですが、とても参考になります。これからも見させていただきたいと思います。
[ 2009/04/15 18:56 ] [ 編集 ]
中等症レベルでも愛VHを拒否って、腕から4本ルートを取る人を知っているような気がします。(笑)
愛VHは入れちゃうと楽だけど、犬になったような気分になるから好きになれないなあ
[ 2009/04/15 21:12 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 中等症レベルでも愛VHを拒否って、腕から4本ルートを取る人を知っているような気がします。(笑)

私はそんなわがままな患者には心当たりがありません。(笑)

そうそう、あの犬になったような気分が嫌ですよね。
私の中では導尿カテーテル、鼻チューブとともに拒否したいリストのトップに入ってます。
[ 2009/04/16 09:07 ] [ 編集 ]
Re: はじめまして
やぎろーさん、はじめまして。

今日がERCPでしたね。不安だとは思いますが、医師を信じて頑張って下さい。
また、ごそごそ動けるようになったら遊びに来てくださいね。
[ 2009/04/16 09:09 ] [ 編集 ]
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