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グラン・トリノ

グラン・トリノ(原題:GRAN TORINO)』

グラン・トリノはフォードの車種、フォード・トリノのうち、 1972年から1976年に生産された中型車の名称です。

クリンスト・イーストウッド最後の主演作。

本年度のアカデミー賞候補からは外れてしまいましたが、全米興収1億2千万ドルを記録し、『ザ・シークレット・サービス』(全米総収1億2百万ドル)、オスカー受賞作『許されざる者』(1億百万ドル)、『ミリオンダラー・ベイビー』(1億ドル)、といった作品を上回り、イーストウッドの長いキャリアの中でも最高の成績を収め、現在も更新中です。

チェンジリング』から立て続けに公開されたこの作品では、イーストウッドが監督・主演。

 朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキー(イーストウッド)はフォード社を退職し、妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャングがウォルトの隣に住む大人しい少年タオ(ビー・バン)にウォルトの所有する1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向けるウォルトだが、この出会いがこの2人のこれからの人生を変えていく…。

イーストウッドが「老いたダーティー・ハリー」を思わせる頑固で辛辣な老人を好演しています。
ちょうどアメリカ自動車業界が未曾有の不況にさらされている中、元自動車労働者の物語ということもあって、今後もヒットを続けると思われます。

ウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は妻もなくし孤独と朝鮮戦争の強烈な思い出と共に一人生きています。
彼には、朝鮮戦争時に使用されたM-1ライフルとフォードで働いていた時の名残であるグラン・トリノだけを友であるかの様に生きています。
ウォルトは妻の死後、1人で徐々に治安が悪くなってしまった地域に留まっている。妻と2の子供のいる彼の息子は父が1人で暮らすには難しいと考え老人ホームを勧めるが、ウォルトは「せっかく育てた息子はトヨタのセールスマンになった。その息子はわしを老人ホームにぶちこもうとしやがる。」GRRRRRR(グルゥ…)」と唸って憤慨するばかりです。

黒人をSPOOKと呼び、アジア人は全部ひっくるめてGOOKと呼ぶようなひどい人種差別者でもある彼は、司教に「懺悔しなさい」と言われると、「懺悔するべきは懺悔することなど微塵もないことだけだ!」と怒鳴り返すほど誰にも心を開かずに一人生きています。

その彼がアメリカに移住してきたモン民族の子孫、タオ(ビー・バン)と出会うことから物語りは動き始めます。
モン民族とは東南アジアに住む民族の1つで、タオはモン族のギャングに絡まれているところをウォルトに助けられ、タオの気さくな姉スー(アーニー・ハー)の誘いもありウォルトは彼ら家族と接する様になりますが、それは同時にギャング達から反感も買うことになってしまいます。

ところが、そんな生活のなか、彼の愛車1973年型グラン・トリノが不良集団にそそのかされた隣に住むモン族系の少年タオが盗みに入ったことで転機が訪れます。
さらにタオの家族と不良集団とのトラブルを割って入っていったことで、ウォルトの意志とは裏腹に近所のヒーローになってしまい、それをきっかけにウォルトはタオを更正させようと試みるのです。

タオには父がいない。心優しいが内気で、素朴で純真なタオは、たくましい男の見本を持たなかったために気が弱い少年でした。
不良の従兄弟からしつこくギャングに誘われてもきっぱり断れず、ズルズルと悪の道へと引きずりこまれつつあったのです。
そんなタオにウォルトが男になる指導を施していきます。

ウォルトは父親のいないタオにとって良きモデルとなり、彼らは男としての友情を深めて行きます。
タオの面倒をみながら何かと気に掛ける毎日が、ウォルトの頑固一徹な心を溶かしていきます。
いつのまにかタオを一人前の男にするという人生の最後に相応しい仕事に、生きる喜びを感じるようになっていたのです。

だが不良集団達もただ黙ってみているわけではありませんでした・・・

彼らは粘着するように何度も何度もタオの一家に付きまとい、ウォルトが彼らを助けたことで暴力はますますタオの一家に対してエスカレートしていってしまいます。
病を患うウォルトが最終的に出る手段は...勇気ある決断。

パーフェクト ワールド」など、イーストウッドの映画には「絆」をモチーフにしたものが多いですね。

本作の見所はやはり最後の主演になるであろうクリント・イーストウッドでしょう。
見た目や話し方はいつものイーストウッドですが、無愛想で、ぷるぷると震えて怒りを表したり、それでいてユーモアたっぷりな老人を演じているイーストウッドは、まるで西部劇の主人公の様にクールな孤高の存在で、かつコミカルなのが魅力的です。

『グラン・トリノ』はイーストウッド以外スターを起用しておらず、ギャングの一人でスパイダー役のドゥア・モーア以外のモン族のキャストは誰も映画出演の経験がないそうです。
しかし、モン族の少年タオと、その姉スーを演じた二人がとても良いし、ウォルトの飼っている犬のデイジーがとても芸達者で泣けます。

観賞後に勇気をくれる、今のアメリカにぴったりな映画です。


[ 2009/02/20 08:08 ] いろいろ 趣味 | TB(0) | CM(0)
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