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愛を読むひと

愛を読む人-the reader-

リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督ががベルンハルト・シュリンクの1995年のベストセラー『朗読者』を基にデヴィッド・ヘアーが手掛けた脚本を映画化したもので、本年度のアカデミー賞にノミネートされています。
今年亡くなったアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラックの2 人の巨匠が製作に名を連ねており、アカデミー賞では異例の4名プロデュース作品です。

今年のアカデミー賞は『フロスト×ニクソン』以外は原作ありの作品で、脚本・脚色章は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』と『ぼくと1ルピーの神様』の一騎打ちと噂されています。
この『愛を読む人』は原作『朗読者』にそって作られています。

ケイト・ウインスレットは主演女優賞にノミネートされているのですが、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』に比べ、『愛を読むひと』での彼女のパフォーマンスは別人かと思うくらい素晴らしく、この映画はケイト・ウィンスレットのための映画と言って良いでしょう。

当初、ケイトを想定して作られた映画でしたが、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の撮影のためニコール・キッドマンがハンナ役となっていました。
2007年8月から撮影を開始し、2008年1月にニコールが妊娠により降板し、当初配役されていたケイトがハンナ役に起用されたのですが、結果からみれば大成功だったと思います。

原作は出版されてから4ヶ月で30万部を売ったベストセラーですからご存知の方も多いと思います。
これだけ受けた理由を訳者の松永美穂:早大教授はこう語っています。

1.平易で読みやすい
2.少年と年上の女性の恋という刺激的テーマが含まれている
3.ナチスの戦争犯罪を一方的に断罪するのではなく、『あなただったらどうするか』という苦しい問いかけを含むバランス感覚を持っていること

この小説は中篇といって良いくらいの量なのですが、ストーリー展開は意外性に富み、あちこちに謎が秘められ、やがて明らかにされるという、ミステリー要素も含んでいて、主人公二人の運命の行方に、最後まで楽しめるものです。(読後感はさておきですが)

人は自分以外の人間のことを、どこまで理解することができるのだろうか?

『朗読者』は、その生涯の大半を費やして、ひとりの女性を理解しようと努めた男の話です。

物語は、大きく三つに分かれています。前半は若いミヒャエルの純愛の物語、中盤は彼の苦悩、後半は彼の償い。

学校からの帰り道に気分が悪くなったしまった十五歳の少年ミヒャエル・ベルク(デヴィッド・クロス)が、通りがかったハンナ・シュミッツ(ケイト・ウィンスレット)という女性の介抱を受けたことがきっかけでお互いに知り合うようになり、やがて朗読が得意なミヒャエルがハンナに本を読み聞かせ、それにハンナは体で答えるという形の関係に発展していきます。

しかし、彼らのその関係はハンナの突然の失踪で幕を閉じることになります。そして60年代になってミヒャエルはブルーノ・ガンツ扮する教授のクラスでナチ戦犯の女性達の裁判を見に行くのですが、そこで思わぬ形でハンナと再会します。
ハンナの裁判が佳境に差し掛かる時、ミヒャエルはハンナの抱えるある事実に気付くのです。
なぜハンナはミヒャエルに本を読んでもらいたかったのか?

そしてハンナは服役することになります。ミヒャエルは結婚と離婚を経験し、法史学の研究所ではたらくようにななりますが、彼女が服役して8年も経たころ、かつて恋人だった頃にやっていたような小説や詩の朗読をカセットテープに録音し、ハンナに送りつづけるようになります。

4年経ったところで彼女からメッセージが届いきます。そのメッセージは、「坊や、この前のお話は特によかった。ありがとう。ハンナ」 

ミヒャエルの朗読テープを通して、はじめて与えられる立場から、与える立場になったハンナが最後にとった行動とは……?

朗読者 (新潮文庫)朗読者 (新潮文庫)
(2003/05)
ベルンハルト シュリンク

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読了後に「ショーシャンクの空に」を観られると良いかもしれません。

昨年公開の映画ですが、日本では6月19日からとなっています。
いろいろな事情があるのでしょうが、半年以上もラグがあるのは日本では受けないと思われているのかもしれませんね。


関連記事 : 帰郷者

[ 2009/02/14 21:13 ] いろいろ 趣味 | TB(0) | CM(0)
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