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膵炎の痛み

元東北大学教授で宗教学者の山折哲雄氏が「日本人の宗教感覚 (NHKライブラリー (60))」と言う著書の中で、「痛みの森羅万象」として自身の経験から、痛みが人間の意識にどのような影響を与えるかを語られています。

30代の頃には十二指腸潰瘍で苦しみ、そのご顔面ヘルペスでは顔を錐で刺されるような疼痛を味わい、左目上部の皮膚をつき抜けるような痛みで視力を失われています。

そんな山折氏の経験の中でも、何よりも凄かったのは膵炎だったそうです。

「激痛が全身をめった打ちにしてくるのをほとんど絶息寸前の状態で耐えるしかなかった。
そのときまといつかれた絶望感は表現の使用がない。
激痛の中ではあの世もこの世もなかった。
膵炎の痛みはその世界では、誰もしらぬものないものだと知らされた。」

膵炎では「死との隣り合わせの感覚」、「死の意識との格闘」は日常的に存在します。

痛みには、体の痛み、心の痛み、社会的な痛み、霊的な痛みがあります。

膵炎の痛みはこれら全てが合わさって襲ってきます。

痛みは、生きるエネルギーを奪っていきます。
強い倦怠感は、もうなにもできないという無力感をまねきます。
吐き気は、常に不快な気分で一日を過ごさせます。
気持ちの落ち込みは病と闘う力を奪います。
希望が見えないことは絶望を吸い寄せてしまいます。

医学的な処置だけでなく、周囲のサポートがなければ膵炎、膵癌と闘っていくのは正直しんどいものです。

膵臓病への社会的な理解が広まるように、患者やその周囲の人々から行動して行きましょう。

今年は日本で初めてすい臓がん患者・家族のための「すい臓がん啓発キャンペーンキャラバン=パープルリボンキャラバン2009」が行われます。

すい臓がん患者・家族のサポートグループNPO法人パンキャンジャパン(事務局長:眞島 喜幸)、がん患者主体のがん医療の普及啓発を目指すNPO法人キャンサーネットジャパン(理事長:吉田 和彦)は、日本イーライリリー株式会社(社長 アルフォンゾ・G・ズルエッタ)の支援・協力のもと、2009年3月より、日本を縦断する、すい臓がん患者・家族のための、「すい臓がん啓発キャンペーン キャラバン」を開始する事をご案内申し上げます。

日本では推計2万人が毎年「すい臓がん」と告知され、20%の患者は外科療法・術後補助 療法を受けますが、大半の患者は外科的治療の適応とならず、化学療法・緩和療法を受けます。近年、化学療法の進歩により、がん患者の治療成績に改善がみら れますが、主要ながんのなかで最も5年生存率の向上が望まれているのが「すい臓がん」です。高リスクグループの同定とモニタリング、早期発見、早期治療、 全身化学療法の開発・進歩、さらに疫学的予防法の周知徹底が「すい臓がん」においては重要な意味をもちます。

しかしながら、一般市民にお ける「すい臓がん」の認知度は低く、また「すい臓がん」患者・家族が科学的根拠に基づく信頼性の高い情報を得る事は難しいのが現状です。このような背景よ り、既に米国において、すい臓がん患者・家族のサポートグループとしての歴史と実績を持つパンキャンの日本支部であるNPO法人パンキャンジャパンと、日 本において20年近く科学的根拠に基づく医療情報を提供してきたNPO法人キャンサーネットジャパン協業の元、「すい臓がん」啓発のため、本プログラムを 企画致しました。

開催地区は、以下の3都市を予定しております。
■広島(3月14日:土)「広島国際会議場」広島市中区中島町1-5
■東京(8月1日:土)「新宿明治安田生命ホール」東京都新宿区西新宿1-9-1
■神戸(11月14日:土)「日本イーライリリー株式会社本社」神戸市中央区磯上通7-1-5

また、講演者はそれぞれの地域で「すい臓がん」治療に関るオピニオン・リーダーに依頼し、イベント運営は、NPO法人パンキャンジャパン、NPO法人キャンサーネットジャパンに加え、地元がん患者会で運営にあたります。

 これまで日本において、「すい臓がん」に関する啓発的イベントがなかった事、全国を縦断するイベントである事、イベント運営を患者団体・支援団体自身で行う事など、大変意義深いものと認識しており、是非、多くの方々に周知いただきたく、ご案内申し上げます。

日本人の宗教感覚 (NHKライブラリー (60))日本人の宗教感覚 (NHKライブラリー (60))
(1997/10)
山折 哲雄

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年末にはこのような研究結果も発表されていました。

医学による緩和医療の進展と社会的なケアの両輪で膵炎やがん患者のQOLが少しでも向上するようになって欲しいものですね。

膵炎(すいえん)やアルカリ性の注射液が起こす痛みには、ワサビの刺激を感じる細胞のセンサーがかかわっている。

自然科学研究機構・岡崎統合バイオサイエンスセンター(愛知県岡崎市)の富永真琴(とみなが・まこと)教授(分子細胞生理学)らがこんな研究結果をまとめ、 米医学誌に発表した。
アルカリ性物質の刺激は痛みの原因になる。膵炎や膵臓(すいぞう)がんではアルカリ性の膵液が背中や腹部などに強い痛みをもたらし、アルカリ性の抗てんかん薬や抗ウイルス薬は血管の痛みを起こすとされる。痛みの仕組みが解明されたことで、治療薬開発に道が開けそうだ。
富永教授によると、このセンサーは細胞表面にある「TRP(トリップ)A1」というタンパク質。ワサビやマスタードの辛み成分によって活性化することが分かっている。
富永教授らは、TRPA1を持つ培養細胞をアルカリ性の物質で刺激すると、TRPA1が活性化されることを発見。遺伝子操作でこれをなくしたマウスと普通のマウスの足の裏に、それぞれアルカリ性の液体を注射し、行動を比べた。
普通のマウスは痛みを感じたとき、足をかんだりなめたりといった特有の行動を取ったが、TRPA1をなくしたマウスでは、こうした行動が全く見られなかった。
富永教授は「TRPA1の働きを抑えることで、アルカリ性物質の刺激が起こす痛みを緩和できるのではないか」と話している。

[ 2009/02/05 00:41 ] QOL 痛み | TB(0) | CM(1)
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[ 2009/02/07 08:27 ] [ 編集 ]
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