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膵炎と低血糖

膵炎の食事は急性増悪期はもちろん、非代償期に入っても代償期・移行期とは変わったものになってきます。

非代償期の頃には消化酵素がほとんど出なくなっているので、より消化の良いものを唾液中のアミラーゼを活用する為に良く噛んで食べなければなりません。

非代償期になると、内分泌内科を受診するようになり、新たな食事療法を学ぶことになります。
病院によっては糖尿病教室で学ぶという形をとっているところも多いようです。

膵炎非代償期というとβ細胞の死滅によるインシュリン不足による高血糖が有名です。

2型糖尿病の方は、「食べすぎ、運動不足で血糖値がはね上がる→それを抑えようと過剰にインスリンが出る→今度は出すぎて血糖値がガクッと下がる→脳があわてて糖分の再補給を命じる→甘いものが無性に欲しくなる」と、このような悪循環を繰り返しているうちに、インスリンを出す膵臓の機能がこわれてしまいます。
つまり、インシュリン耐性に問題がでてくるのですが、膵炎で膵が荒廃してくると他の問題も出てきます。

血糖値を安定させる為に下げるインシュリンと、上げるグルカゴン(血糖値を上げるホルモン)でバランスをとっているのですが、膵が荒廃して固くなってしまうと膵臓ランゲルハンス島のα細胞もやられてしまいグルカゴンで血糖値を上げられなくなり、低血糖を引き起こす場合が出てきます。

また、膵臓の腫瘍(インスリン産生膵臓腫瘍)がインスリンを大量に産生して低血糖を引き起こす場合もあります。

このため慢性膵炎からの二次性糖尿病(膵性糖尿病)はコントールが難しいとされています。

約70~110mg/dLの範囲内が血糖値の正常値とされていますが、60mg/dL以下に血糖が下がってくると、発汗、神経過敏、ふるえ、失神、動悸、空腹感などで症状に現れはじめます。

さらに対処が遅れると、脳への糖の供給が不足して、めまい、疲労感、脱力、頭痛、集中力の欠如、錯乱、と間違えられるような不適当な行動、不明瞭な話し方、眼のかすみ、発作、昏睡などが起こります。
この状態が続くと脳に損傷を受けて回復不能となってしまいます。

こういった低血糖を防ぐ為に、二次性糖尿病では130mg/dlくらいの若干高めの血糖を維持するようにコントロールする場合が多いそうです。

インスリノーマ(膵島細胞腫:insulinoma)のようなランゲルハンス島β細胞由来の腫瘍(90%程度が良性です)によって、インシュリンの過剰な状態が引き起こされ低血糖症を起こす場合がありますが、
低血糖症のほとんどといってよいほどを糖尿病患者が占めます。




一時健康な人にインシュリンを注射して殺害するという事件が起きていましたが、低血糖状態が長引くと取り返しのつかないことになってしまいます。

非代償期は自己消化による急性増悪が起こらないので、何でも食べられそうですが、血糖コントロールがうまくいかないと、代償期よりも制限の多い食事となってしまいます。

重症の低血糖を起こしてしまうと、自身では何も出来ない状態になってしまうので、タグやプレートを身につけるように指導されるようです。

代償期の痛みもやっかいですが、非代償期になってからの自己管理も大変ですから、慢性膵炎の進行はできるだけ遅らせるようにしなければなりませんね。

[ 2009/01/29 17:46 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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