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ぼくと1ルピーの神様

成人式は最近本を読んでいないなぁと思い、何冊か引っ張り出してきて読んでいました。

ぼくと1ルピーの神様」 インドの外交官でもある ヴィカス・スワラップ の作品で、
アカデミショーにノミネートされるであろう、『Slumdog Millionaire』の原作。

映画の日本公開はされるかどうかわかりませんが、設定等が異なります。

お話は、冒頭で、一人称の語り手である青年ラム・ムハンマド・トーマスが、いきなり警察に逮捕されるところから始まります。トーマスはクイズ番組「ミリオネア」(元はイギリスの番組で日本でもやっていたそうです。)に出場し、そのすべての問題12問に正解して見事十億ルピーを獲得するのですが、番組制作側は貧困層育ちのトーマスに正解できるはずがなく(元々そう言うつもりで作った番組で十億ルピーを出すつもりは無かった。)、彼が不正をしたと、賞金受け取りを放棄させるために警察を動かしたのです。
そこで、ひとりの弁護士が彼の身柄を警察から取り戻す。彼女はスミタ・シャーと名乗り、手助けさせてほしいと申し出たうえで、なぜトーマスがすべての問題に答えることができたのか、教えてほしいと言います。
トーマスは孤児であり、学校にもほとんど通わず、教養というべきものはほとんど身につけていない、三流レストランではたらくただのウェイターでしかなかった彼がどうして答えられたのか、シャーも不思議に思うのです。
トーマスは答えを知っていたからだといいます。
「あなたが答えを知っていたわけを理解するためには、あなたの人生全部を知らなければならない」

ここから、トーマスが波乱万丈の18年間の人生を語り始めると、ひとつひとつが12問のクイズの答えにたどり着くのです。
この12問の体験を12章に分けてえがいてあます。クイズ番組の形式と同じように賞金が大きくなるに合わせて彼の体験も過酷な不思議なものになって行くのです。
トーマスがなぜこのクイズ番組に出場することになったのか?、本当に何の不正もしていないのか?、そして彼がもつ幸運の一ルピーコインの秘密は?、物語は核心に迫っていきます。

幸運の一ルピーコインの秘密は、ミステリーに。
波乱万丈な人生を振り返るところは、ヒューマンドラマにと、計算されたインド人作家らしいと言えばらしい物語です。

Slumdog Millionaireは当初、ストレートDVDになる予定もあったほど公開規模も小さい映画でしたが、あれよあれよと言う間にアカデミー候補にまでなってきました。

オスカーを取れば日本でも公開されるかもしれませんが、全体におとぎ話のような味わいがあったり、幻想的なヒロインの?魅力もあって、暗さや重さをあまり感じさせず、なかなか楽しめました。





ぼくと1ルピーの神様ぼくと1ルピーの神様
(2006/09/14)
ヴィカス・スワラップ

商品詳細を見る


プロローグ
第1章 ヒーローの死 1,000ルピー
第2章 聖職者の重荷 2,000ルピー
第3章 弟の約束 5,000ルピー
第4章 傷つけられた子どもたち 10,000ルピー
第5章 オーストラリア英語の話し方 50,000ルピー
第6章 ボタンをなくさないで 100,000ルピー
第7章 ウエスタン急行の殺人 200,000ルピー
第8章 兵士の物語 500,000ルピー
第9章 殺しのライセンス 1,000,000ルピー
第10章 悲劇の女王 10,000,000ルピー
第11章 エクス・グクルッツ・オプタヌ(またはある愛の物語) 100,000,000ルピー
第12章 十三番目の問題
エピローグ

[ 2009/01/13 02:05 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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