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膵炎診断基準改定

みなさんもご存知だと思いますが、膵炎の診断基準が改定されました。
まずは、直近10月1日から適用される、重症急性膵炎の基準です。

1.急性膵炎の診断基準

1.上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある

2.血中、尿中に膵酵素の上昇がある

3.超音波、CT、MRIで膵に急性膵炎に伴う異常所見がある


上記3項目中2項目を満たし、他の膵疾患及び急性腹症を除外したものを急性膵炎とする。ただし、慢性膵炎の急性増悪は急性膵炎とする。
膵酵素は膵特異性の高いもの(膵アミラーゼ、リパーゼ)を測定することが望ましい。

この項目で、膵酵素は膵特異性の高いもの(膵アミラーゼ、リパーゼ)を測定することが望ましい。が追加され、以前は画像とだけしるしてあったものが、超音波、CT、MRIと明記されました。

2.重症度判定基準

A.予後因子

1. Base excess ≦ -3mEg/1 またはショック(収縮期血圧80mmHg)

2. PaO2 ≦ 60mmHG (room air) または呼吸不全(人工呼吸器を必要とするもの)

3. BUN ≧ 40mg/dl (もしくはCr ≧ 2mg/dl) または乏尿(輸液後も 400ml/1日以下)

4. LDHが基準値の2倍以上

5. 血小板数 ≦ 10万/mm3

6. 総Ca値 ≦ 7.5mg/dl

7. CRP ≧ 15mg/dl

8. SIRS診断基準による陽性項目数 ≧ 3

SIRS 診断基準項目:

 体温>38℃または<36℃

 脈拍>90回/分

 呼吸数20回/分 またはPaO2 ≦ 32mmHG

 白血球数>12000/mm3 もしくは<4000/mm3 または10%超の幼若球の出現

9. 年齢 ≧ 70歳

B.造影CT Grade

原則として発症後48時間以内に測定することとし、炎症の膵外進展度と、膵の造影不良域のスコアが、合計1点以下をGrade1、2点をGrade2、3点以上をGrade3とする。

 1.炎症の膵外進展度

  前腎傍腔:0点
  結腸間膜根部:1点
  腎下極以遠:2点

 2.膵の造影不良域

  膵を便宜的に3つの区域(膵頭・膵体・膵尾部)にわけ、

  各区域に限局、または膵周辺のみの場合:0点
  2つの区域にかかる場合           :1点
  2つの区域全体をしめる、またはそれ以上:2点

C.予後因子が3点以上またはCT Grade 2以上のものを重症とする


以前の診断基準からすると、判定基準がすっきりして客観的な診断基準となっているようです。

[ 2008/08/27 13:22 ] 膵炎 慢性膵炎 | TB(0) | CM(3)
ふむふむ
今までよりわかりやすい基準になりましたね
症状は重症なのに、該当しないから「重症」にならない、
ということがなくなる気がします
[ 2008/08/27 21:32 ] [ 編集 ]
だいぶ解りやすくなりましたねー!

これなら一般的に理解できやすいです。
今までは膵炎だ…膵炎じゃないだとあやふやにされてしまう患者サン達も居たでしょうから それが少しでも少なくなるとイイですね!
[ 2008/08/29 00:08 ] [ 編集 ]
決定時の議事録です
PDFを開くのが面倒な方用です(笑)

平成20年度第1回特定疾患対策懇談会

開催日:平成20年6月4日 (水)
場 所:厚生労働省専用第22会議室

出席委員  朝倉  均  内田 健夫  大野 良之  ○金澤 一郎
      北島 康雄  桐野 高明  草間 朋子   齋藤 英彦
      笹月 健彦  猿田 享男  谷口  克   辻  省次
      中村 耕三  本田 孔士  溝口 秀明   宮坂 信之
      森山  寛  矢崎 義雄
                           ○:座長

1 開 会

2 議 事
   (1)認定基準及び臨床調査個人票の改定について(報告)
   (2)難治性疾患克服研究事業の対象疾患の考え方について
(3)その他

3 閉 会

○金澤会長 定刻になりましたので、ただいまから本年度第1回目の特定疾患対策懇談
会を開催させていただきたいと思います。
 委員の皆様方、お忙しい中をお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
 それでは、西山健康局長から一言御挨拶をいただきます。
○西山局長 御紹介いただきました健康局長の西山でございます。
 今日は、お忙しいところ、お集まりいただきまして恐縮でございます。
 難病対策でございますけれども、取組を始めてから30年以上ということで、私が入
省したのが30年前ですので、ちょうどそのぐらいの年齢がたっているわけですけれども、
この間、難病の事業によりまして患者さん方も非常に助かってきたわけですけれども、
新しい研究をしてくれ、あるいは、もちろん医療費助成は絶対お願いするとか、まだま
だ要望が非常に多うございます。予算的には限られている中ですけれども、今年度は36
億円の増ということで、何とか地方負担も少しずつ解消できるのかなと思っております。
今日新たに、また事務局からお話し申し上げますけれども、克服研究事業の対象疾患の
考え方について、事務局の考え方を御説明申し上げまして、いろいろと御意見賜りたい
というふうに考えています。そういうことで、切実な要望もございますので、どうか御
審議よろしくお願いしたいと思います。以上で簡単でございますけれども。
○金澤会長 どうもありがとうございました。
 それでは、議事に入ります前に、事務局から委員の先生方の出席状況の確認及び配付
資料の確認をお願いいたします。
○石川補佐 それでは、本日の出席状況の御確認をさせていただきます。お手元に特定
疾患対策懇談会委員名簿、それから座席表をお配りしておりますけれども、本日は、工
藤委員、田中委員、埜中委員、秦委員が御欠席でございます。辻委員、谷口委員は、所
用により後ほどお見えになるということでございまして、現在22名の委員の中で16名
の方に御出席いただいております。過半数を超えておりますので、会議は成立となりま
す。
 続きまして、配布資料の確認をさせていただきたいと思います。
 資料1、重症急性膵炎認定基準、これが1から4ぺージ。
 資料2、重症急性膵炎臨床調査個人票、こちらが1から8ぺージ。
 資料3、難治性疾患克服研究事業の概要、こちらが1枚でございます。
 資料4、難治性疾患克服研究事業の対象疾患と研究班の構成、こちらが1から3ぺー
ジ。
 資料5、対象疾患の要件について、こちらが1から4ぺージ。
 資料6、難治性疾患克服研究事業の対象疾患についての論点、こちらが1から3ぺー
ジ。
 資料7、難治性疾患克服研究事業をめぐる状況、こちらが1から4ぺージでございま
す。
 資料8、厚生労働省に特定疾患への指定に関する要望書等が提出されている疾患一覧、
こちらが1枚。
 それから、参考資料1でございますけれども、平成20年度難病対策関係予算の概要、
1枚。
 それから、参考資料2、厚生労働科学研究費補助金公募要領の抜粋。こちらが1から
10ぺージとなっております。
 不足等ございましたら事務局までお申しつけください。以上です。
○金澤会長 ありがとうございました。何か不足がございましたらどうぞ。
 辻委員がお見えになりましたから始めましょう。
 それでは、議事に入りたいと思いますけれども、まず初めに、議題(1)の「認定基
準及び臨床調査個人票の改定について」、事務局から御説明をお願いします。
○林補佐 それでは、御説明させていただきます。
 まず初めに、昨年度の難治性膵疾患に関する調査研究班、これは産業医大の大槻先生
が主任研究者でいらっしゃいましたが、こちらから御提案がございました重症急性膵炎
の認定基準と臨床調査個人票の改定について御説明いたします。
 この改定につきましては、昨年度に研究班から御提案がございました段階で、この懇
談会の委員の先生方には持ち回りでお諮りしたものですが、この場で改めてその趣旨と
要点を御説明させていただきます。
 まず、資料1でございます。資料1「重症急性膵炎認定基準」の1ぺージでございま
す。左側が古いもので右側が新しいものという形になってございますが、急性膵炎の診
断基準としては、ここの中では(2)で、現在の医療現場では実際に行われることがほとん
どない腹水中の検査を削除し、また、一番下の注のところで、医学の進歩を反映しまし
て膵酵素の例示にリパーゼが追加されてございます。
 2ぺージ目が急性膵炎の重症度判定基準でございます。これまでの重症度判定基準は、
歴史的に項目が追加されるなどした経緯から、かなり複雑なものとなっていたわけでご
ざいますが、これをできるだけ単純化するとともに、臨床現場で用いやすいものとする
こと、そのために、平成15年に研究班が全国疫学調査で集積をされた 1,400例余りの
症例をもとに、実際の患者さんのデータに基づいて重症例を的確に判定することを目的
として改定が提案されたものでございます。
 具体的には、例えばPT、血小板、出血傾向といった趣旨が重複項目を整理するとい
うこと、あるいは、ヘマトクリットが30%以下という低いことが基準に含まれておりま
したが、これが逆に非常に高い患者さんも予後が悪いというようなことから、これを基
準から削除したということ、また、空腹時血糖、血清総蛋白は患者さんの予後への影響
が小さいことがわかったことから項目から削除されたこと、そして、新たに予後の予測
に有用なCRPという検査項目を追加するといったことをしておりまして、また、それ
ぞれの項目について点数による重みづけの意義が乏しいことから、すべて1点として単
純化を図っております。
 3ぺージでございます。CTによる所見につきましては、これまでの単純CTによる
CTグレードは、予後を十分に反映していなかったことから、造影CTを用いるととも
に、精緻なものとしております。また、造影CTは緊急等の場合に必ず行うことができ
る検査ではないことから、2ぺージの血液検査等とどちらか片方で重症かどうかを判定
できるという形になってございます。
 4ぺージ目、特定疾患治療研究事業の対象範囲といたしましては、これまでと同様、
重症の方を特定疾患治療研究事業の対象とするとしております。難治性膵疾患に関する
調査研究班においては、平成15年に調査をした 1,400例余りの症例をもとに、これら
の基準を作成した上で、関係学会での発表、あるいは公聴会の開催、アンケート調査の
実施、専門誌への掲載などを通じて関係者の意見を求めた上で、改定案の作成を行った
と伺っております。
 続きまして、資料2「臨床調査個人票」でございます。これは、1~4ぺージに新し
い調査票、そして5~8ぺージに御参考までにこれまでの調査票を御用意いたしており
ます。1~2ぺージの新規の臨床調査個人票につきましては、診断基準や重症度基準の
改定を盛り込んだ形で様式を修正いたしております。また、3~4ぺージの更新用の臨
床調査個人票につきましても、表現の明確化を図るなど審査が的確に行われるための修
正を図っております。この新しい基準と臨床調査個人票につきましては、委員の先生方
に、昨年度末に持ち回りでお諮りをいたしまして御了承いただきました。今年10月から
新たな基準をスタートできますよう、本年4月8日付けで都道府県に通知をいたしまし
て、今、周知を図っているというところでございます。
 以上でございます。
○金澤会長 ありがとうございました。これについては、先ほどの御説明にもありまし
たが、既に持ち回りで御了承いただいていたということでありますが、本日、このよう
な形で御説明を改めて受けまして、何か御質問や御意見ございますでしょうか。さすが
に30年たちますと、こういう非常に重いデータが出てくるんですね。いかがでしょうか。
よろしいでしょうか。
○朝倉委員 このたたき台を見せていただきましたが、非常に簡素化されまして、私も
前は迷うことがありまして、今度は非常に簡素化されてよろしいかと思います。
 それから、造影CTの件に関しましては、「または」ということで、とういうのは造
影に対しては造影剤アレルギーとか、あるいは炎症の盛んなところに造影剤を注入する
ことに問題視をする方が一部おりましたので、ちょっと気にしておりましたけれども、
一応「または」という条項を入れていただいておりますので、よろしいかと思っていま
す。以上です。
○金澤会長 どうもありがとうございました。ほかに何か御意見、御発言ございません
でしょうか。よろしいですか。
 どうもありがとうございます。それでは、これはお認めいただいたことにさせていた
だきます。
[ 2009/02/01 03:14 ] [ 編集 ]
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