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腫瘍性膵嚢胞

膵管内乳頭粘液性腫瘍(Intraductal papillary mucinous of the pancreas:IPMN)
IPMN/MCN国際診療ガイドライン 日本語版・解説から

すい臓腫瘍にはかたい「かたまり」をつくる膵がん、ブドウの実のような「ふくろ」をつくる膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)などがあります。

急性膵炎や慢性膵炎のためにできる嚢胞は炎症や膵管閉塞のためですが、それ以外のものの多くは膵管の粘膜に粘液をつくる腫瘍細胞が発生したことによります。これを膵管内乳頭粘液性腫瘍intraductal papillary mucinous neoplasm(IPMN)といいます。

IPMNは、現在では大きく主膵管型、分枝型、混合型の3つの型に分類されるようになっています。

主膵管型は、組織学的には腺がんにあたり、粘液産生量が多かったために膵管の出口である十二指腸乳頭が開大して鯉の口のような特徴があります。
主膵管型は約80%以上が悪性なので手術適応となります。

分枝型は、主膵管型が内視鏡で発見される例が増加し、超音波やCTなどの画像診断法の発達普及とあいまって、腫瘍が産生する粘液量が少ないときはこの特徴を呈さない症例があることがわかり、その後、主膵管の拡張のないIPMNの分枝型の存在も知られてきました。
分岐膵管内に存在する3cm以内の分岐型腫瘍で、腫瘍内に充実生成分がなく主膵管も拡張していないものでは殆どが、良性の線種で経過観察することが一般的です。

混合型は主膵管型と分枝型の混合したもです。

主膵管型と分枝型で比較すると、主膵管型に悪性のものが多く約80%は悪性です。一方、分枝型の悪性の頻度は約20%です。
男女比は2:1と男性に多く、男女ともに高齢者に多く認められ、好発部位は膵頭部です。

症状
としては腹痛が52%と最も多いが、無症状で偶然に発見される例も9%にみられ、閉塞性黄疸は通常型膵癌と異なり18%と少ない。
その他、疲労感、体重減少、発熱などがみられる。臨床経過中に急性膵炎を発症する頻度が高いことや、糖尿病の合併が55%程度にみられます
IPMN全体の手術例の5年生存率は78%で通常型膵癌に比較して良好な予後が得られます。しかし多臓器浸潤や穿破したものの予後は悪くなっています。

IPMNは良性の過形成・腺腫から悪性の腺がんまで組織学的にさまざまのものがあり、良性から悪性へと次第に変化して行くことがわかっています。

2008年1月までに国立がんセンター東病院で切除を受けた患者100人の内訳は、良性の腺種37例
悪性の腺癌63例。
悪性の腺癌63例の予後は、予後不良の浸潤癌36例で。
つまり、良性1/3、悪性(予後良好)1/3、悪性(予後不良)1/3となっています。
IPMN由来の悪性浸潤癌の5年生存率は32%となっています。


悪性化しても膵管内に留まる間は良いのですが、一旦膵管の外、つまり膵の実質へと浸潤し始めると通常型の膵がんと同様に強い浸潤傾向と転移能を持つようになることも明らかになってきました。にも拘わらず膵がんなのに予後が良かったのは、この腫瘍が産生する粘液によって膵管分枝や主膵管の拡張をきたすために発見され易かったためと思われます。

発がんの頻度もわかって来ていて、主膵管型では平均70%、分枝型では平均25%と、主膵管型にずっと多く、内部に充実性の大きい隆起を持つものはがんが多いことも判明しました。

 IPMNのもう1つのポイントは、それ自体ががん化するという特徴ばかりでなく、IPMNを有する患者は胃・大腸などの他の臓器にがんをつくり易いこと、さらに膵臓のIPMN以外の部位にも膵がんをつくり易いということです。

手術を要しないIPMN例でも、またIPMN切除後の症例であっても、1-2年毎に全身臓器の検診が必要と言うことができると思います。

昨年行われた、第15回欧州消化器病学会週間で膵管内乳頭粘液性腫瘍の患者に対し、術前の超音波内視鏡検査(EUS)によって悪性度を予測し、それを手術で得られた組織標本と比較したところ、良好な結果が得られたと、フランスのBeaujon病院のDermot O'Toole氏からの発表がありました。

膵管内乳頭粘液性腫瘍で手術を受けた患者103人(男性51人、女性52人、平均年齢61歳)。EUSによって手術前に腫瘍のタイプおよび悪性度を評価し、得られた組織標本と結果を比較した。膵管内乳頭粘液性腫瘍は、腫瘍が主膵管や枝分かれした膵管に存在したり、またはその両方に広がっているなど、多彩な病態を呈するのが特徴。

 組織標本では、腫瘍は主膵管のみが3人、枝分かれした膵管のみが33人、混在型が67人だった。EUSによる術前評価の精度をみると、主膵管が含まれていると予測できたのは91%、枝分かれした膵管が含まれていると予測できたのが93%だった。

 また、組織標本では、悪性腫瘍は47人で、このうち進行癌は23人でEUSの進行癌を予測する精度は70%だった。O'Toole氏は、「解析の結果、主膵管の直径や厚みなど、癌の進行度とかかわりが深い要素が幾つかあった。
手術前に膵管内の癌の広がりを確認し、悪性度を予測するにはEUSが優れていることが確認できた」と話した。

九州大臨床・腫瘍外科、田中教授によれば「IPMNは、いろんながん、特に健康診断では見つかりにくい膵がんの発生を予告する旗印になり得る」。これを目印に、腹部超音波などで検診すれば、早期膵がん発見が期待できる。「ブドウの実」が膵がん治療の鍵を握っているかもしれません。



関連記事 : 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)

[ 2008/08/20 20:32 ] 膵臓 すい臓癌 | TB(0) | CM(69)
悪性でした。
こんばんわ。

家の父も、膵管内乳頭粘液性腫瘍で、限りなく黒に近いグレーと診断されました。
手術で、体部を摘出して、病理で一ヶ月近く調べた結果、癌細胞が見つかりました。
自覚症状は全く無く、たまたま、心臓のステント手術前に、徹底的に色々調べて、この病気を偶然見つけた、、と言うラッキーな物でした。

母や、妹は、手術しない方が良かった、、と後悔しているようですが。
膵臓癌は、高齢者になっても、暴れるのでしょうか??
ドクターは、当然、手術しないと、、癌が進行する、、と仰っていましたが。

[ 2008/08/23 00:46 ] [ 編集 ]
まだむさんのお父さんも、IPMNでしたね。
癌化していれいれば、高齢者の方のでも進行がんとして、凶悪な例が多く、がん化した物は手術適応がほとんどだと思います。

IPMNはそれ自体ががん化して進行して行くとともに、他の臓器に転移しやすいと言う厄介な特性があるので、状態がよければ切除するのが第一選択ではないでしょうか。
[ 2008/08/26 15:15 ] [ 編集 ]
分枝型膵のう胞
握りこぶし大の分枝型膵のう胞が見つかりました。先日MRIを撮り、次回PET-CTをし、ガンが見つかれば即手術ということになるようです。
大きさが大きいので、いずれにしてもいつかは手術は覚悟していますが、一般的にのう胞だけを取る手術になるのでしょうか?それとも膵臓まで取る手術が一般的なのでしょうか?
膵臓はインシュリンを分泌している臓器なので、取ってしまうとその後糖尿病になってしまうのでは?と心配しています。
それであれば、PET-CTの結果良性であれば、しばらく様子を見たほうがいいのかな?とも思うのですが。
[ 2008/11/13 20:55 ] [ 編集 ]
A子さん、お返事が送れてしまってすいません。

非常に論理的に感がられていらっしゃるようで私もそう思います。
成長の仕方とスピードをみながら手術時期を考えるのが一般的ですね。
のう胞切除だけなら膵体部、膵尾部は残せるかもしれません、そうすると、糖尿病の進行も10年単位で遅らせる事も出来るようです。
[ 2009/01/05 13:34 ] [ 編集 ]
おしえてください
肝臓の検査をしてもらい、定期的にエコーを撮っています。
膵臓にのう胞があると言われてきましたが、大きさに
変化が無く経過観察の状態ですが、先日造影剤をいれて、、
CTをとった処、IPMNであると言われました。
内膜に特に肥厚が無く、悪性でないと言われましたが、
心配です。どうしたらよいか教えてください。
このまま、定期的にエコーでよいのでしょうか?
[ 2009/02/26 15:23 ] [ 編集 ]
こんにちは

良性の膵のう胞を調べてみたら、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)だったのですね。
現在のガイドラインでは膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち分岐膵管内に存在する3cm以内の分岐型腫瘍で、腫瘍内に充実生成分がなく主膵管も拡張していないものでは殆どが、良性の線種で経過観察することが一般的となっています。

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の手術時期の判断は、良性の間にとってしまうか、腹痛などの症状が出なければ大きくなるまで経過観察ですますかという非常に悩みが大きいものだと思います。

選択肢は(1)経過観察、(2)外科手術の二つがありますが、どちらもメリット・デメリットがあると思います。

(1)の場合はいつ悪性化するかという不安を常に抱えていなければいけない精神的なストレスが強いかわりに、症状が出始めるまで身体的には今と変わらない生活が送れることがあげられると思います。

(2)の場合は、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)を切除してしまった安心感が得られますが、手術に伴う身体的不安が大きいと思います。

どちらを選ぶかは医師と患者でしか決められないことなのですが、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)では複数の医師の意見を聞かれて判断の参考にされるのが良いと思います。
特に肝臓の検査を定期的に受けられているようなので、将来的に手術する場合も、その時の肝機能によって出来ない場合も出てくるかもしれません。

発がんの頻度は分枝型では平均25%とされていますが、「内膜に特に肥厚が無く」と書かれておられるので、さらに低くかと思います。

経過観察中の検査については、PET/CTなどとともに、超音波内視鏡検査(EUS)あるいは超音波内視鏡下穿刺吸引術 (EUS-FNA)、またはERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)といった検査を3~12ヶ月サイクルで受けられている方が多いようです。

これはあくまで個人的な意見なのですが、まだ受けられていないようでしたら、上記の検査を受けられて経過観察で問題なしとの判断であれば、ご自身の将来の生活設計に合わせて経過観察されても良いのではないかと思います。
[ 2009/02/26 22:14 ] [ 編集 ]
膵のう胞
初めまして

膵のう胞で検索しましたらここにたどり着きましたので教えて下さい。

平成19年12月に腹部超音波で膵のう胞が見つかりました。その後、CT・ERCPを経て 分岐型粘液産生性膵のう胞と診断されました。 乳頭開大 主膵管との交流有り 1.2cm・0.7cm・0.4cmと3個存在します。主膵管幅は1.5cm 現在半年に一度の経過観察中です。2回の定期検診を終えましたが、変化はありません。このまま経過観察でいいものかと不安です。実母と実祖母が膵臓がんでなくなっていますので、遺伝的な事を考えてしまいます。私ののう胞は、IPMNなのでしょうか?セカンドの必要性も考えています。

どうか よきアドバイスを宜しくお願い致します。
[ 2009/04/13 10:12 ] [ 編集 ]
スジニさま、こんばんは。

1年半の経過観察中に主治医の方から説明は受けておられると思いますが。

膵のう胞を大雑把に区別すると以下のようになります。

●単純性嚢胞
●仮性嚢胞
●腫瘍性嚢胞
 *膵管内乳頭腫瘍(分岐型)-過形成
                             -腺腫
                             -腺がん
 *粘液生産性膵腫瘍

「膵嚢胞性腫瘍」といわれた場合は細かく言うと、「膵管内乳頭状粘液腫瘍(IPMN)」と呼ばれるものが多いのですが、スジニさんの場合は、粘液生産性膵腫瘍であると診断されて、3回の経過観察も無事に過ごされていますので、現在ではIPMNに至っていないのではないかと思います。
通常は2.5cm~3.5cmで手術適応を考えられる病院が多いかと思います。

これも医療機関でお聞きになっていると思いますが、膵臓病(膵がん)は遺伝性(家族性)のとても高い病気でありますし、主膵管径が膵頭部か膵体部どちらかわかりませんが、15mmというのは膵管拡張として高度だと思われるので、セカンド・オピニオンで相談されても良いのではないかと思います。
[ 2009/04/14 03:56 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
粘液性嚢胞腫瘍 と膵管内乳頭粘液性腫瘍の鑑別については、

日本膵臓学会嚢胞性膵腫瘍分類小委員会診断基準(2003)によると

       粘液性嚢胞腫瘍 膵管内乳頭粘液性腫瘍

性別    ほとんどが女性    男性に多い

好発年齢     中年       壮年-高年

皮膜        認める      ほとんど認めない

膵管との交通 認めないことが多い  認める

膵管内進展  認めないことが多い  認める

随伴性膵炎  認めないことが多い  認めることが多い

卵巣様間質  認めることが多い   認めない

となっています。ご参考になればと思い掲載しました。
[ 2009/04/14 11:34 ] [ 編集 ]
主膵管拡張
amylase 様

早々にお返事下さりありがとうございます。また分かりやすい説明に感謝致します。鑑別も知らなかったのでとても参考になりました。

実は、amylaseさんの【膵管拡張が高度と思われる】の言葉に異常反応を起こし、少しパニックになってしまいました。(勉強不足の為)慌ててネットで調べましたら、15mmなんてとんでもない数字だったので、不安になり主治医に確認をとりました。

結果、私の勘違いで主膵管径2.5mmの誤りでした。。。。。カルテに記入してたのをそのまま移したつもりだったのですが・・大きな勘違いで本当にごめんなさい<<(*_ _)人<<  
でも、膵管拡張には違いないし、主治医の説明も足りない&分かりにく&相談しにくい、、、ので、amylaseさんもおっしゃるように、セカンドに相談しようと思っています。

遺伝性が高く、膵管拡張もあり 将来癌化する可能性は大ではないか・・・・なんて考えてるとブルーが入って涙が溢れてきますが、、、そのうち膵臓癌の手術も医学の発達により簡単にできるようになり生存率も高くなるだろうと・・ポジティブに考えて人生明るく歩んでいきたいと思います。

・・・・と言いつつ、早くも癌になった時の事を考えてる自分がいます。=(;゚;Д;゚;;)⇒情けない!!



P.S またこちらに寄せていただきますので、色々教えて下   さい。そして・・勇気と希望を与えて下さい。よろし   くお願い致します。。。本当によきアドバイスをあり   がとうございました(〃^∇^)o彡☆

[ 2009/04/14 16:24 ] [ 編集 ]
スジニさん、こんばんは。

膵検診について、とりあえずやっつけで申し訳ありませんが、記事を出しておきました。
関西地方にお住まいでしたら、膵検診(第一段階は外部エコーと血液検査を中心にした身体に負担の少ないものです。費用は私が受けたときに5,250円でした。)を行っている施設を探されるのも良いかと思います。
時間的には30分ほどでした。

通常、膵検診といえばEUSが多いかと思いますが、この3次元造影エコーは身体への負担が少ないのでお勧めです。

もちろん、次のリスクグループになれば相応の検査を受けることになりますが、関西での検査は膵細胞あるいは膵液採取によって悪性化しているかどうかが早くわかるようです。

早期に発見できれば、記事にあるように膵の悪いところだけを切除するなど、術後のQOLにも大きな差がでます。

とはいっても、寿命までのう胞が大人しくしてくれているのが一番いいのですよね。
将来的にはともかく、一日一日は楽観的に行きましょう。
[ 2009/04/15 00:00 ] [ 編集 ]
IPMNの手術適応の幅について
IPMN分枝型と診断され膵体部2.3cm+膵尾部にミリ単位のものが5つあります。
先日、ERCP+細胞診を受け、主膵管の拡張はありませんでした。(細胞診の結果はまだです)
41歳でまだ子供も小さく、せめてあと十年は頑張りたいと思う今日この頃です。

私が一番気になる点は、関西の非常に実績のある病院でお世話になっていますが、そこでは・・・

①のう胞自体の大きさは手術の判断材料としない
(つまり3cmを超えても手術とはならない)

という点です。
結節や主膵管の拡張など、明らかな症状が出なければ経過観察だと言うのです。

関西には京大病院や市立総合医療センターなどありますが、3cm経過観察で手遅れになった例もあるようで心配です。

膵臓の手術のリスクの大きさも、残膵にのう胞が再発する可能性も承知していますが・・・

また、術後の合併症などのリスクも秤にかけ、私のお世話になっている病院では明らかな所見がなければ切らないと言うのです。

セカンドオピニオンも考えましたが、症例から導き出された病院の実績を信用したほうが良いのか??
心身ともに疲れきっています。
どなたか手術を経験された方、又はIPMN分枝型3cm以下でも積極的に手術を勧める病院などご存知でしたら教えて下さい。
[ 2009/04/22 11:24 ] [ 編集 ]
Re: IPMNの手術適応の幅について
はじめまして、けらさま。

 IPMNの手術適応については,主膵管型のものは約80%が悪性であることから,そのまま手術適応になる。
 分枝型IPMNは,ぶどうの房全体を一つの病変として径を計測するのであるが、最大径3cm以上のもの、結節隆起のあるもの、そして主膵管が7mm以上のものとされています。
膵臓学会誌「膵臓 2003:18(6) :653-663」では、3cmの分枝型IPMNで結節のないものが手術適応になるかどうかについて記述してあります。
超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography ; EUS)等の検査で隆起性病変のないIPMN分枝型、典型的なぶどうの房の形をした最大型約3cm程度の症例を経験した。
3例は切除され、1例は患者の状態により手術不能であった。切除例の術後の病理組織学的診断では2例は良性病変,adenomaであり、他の1例には数mmの非浸潤性の癌が存在した。非切除の症例は経過観察していたところ1年から1年半くらいで進行癌となり、最初の診断から約3年ののちに現病死した。
したがって良悪性の鑑別はつかないので,嚢胞性膵腫瘍分類小委員会で出たデータをもとに、最大径3cm以上の分枝型IPMNは原則として切除の方針がよいと考えている。

以上の事から、3cm以上であっても「結節隆起のあるもの、そして主膵管が7mm以上」でなければすぐに切らずに、まずは細胞診というのが一般的だと思います。
もちろん、今の状態でも検査中である細胞診で黒とでれば切除と言うことになると思います。

後半の部分ですが、膵臓の手術に特有の合併症として膵液瘻というものがあります。
2005年の(International study group of postoperative pancreatic fistula:ISGPF)の報告によれば、膵頭十二指腸切除では全国平均で15~20%、膵体尾部切除では非常によく手術をこなしている施設でも40~60%にこの合併症を認めるとされています。
これは膵臓にキズがつくことによって膵臓の外分泌腺から分泌される消化酵素を含む膵液がお腹の中に漏れることですが、膵臓から分泌される消化液は異常に強力でどんどん周りの臓器を溶かしてしまいます。

これに対して第32回日本膵切研究会アンケートでは、5年間で70例以上の膵頭十二指腸切除術がある施設の合併症率が低いことが報告されています。
このことから、膵臓外科手術の症例数が年間20以上の施設で、現状で手術を検討されるし施設は?ということになるかと思います。

http://amylase.blog121.fc2.com/blog-entry-623.html

から、考えてセカンドオピニオンの可能性があるのは、
京都大学病院(http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~pancreas/pancreas40.html)、
大阪大学病院(http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gesurg/consultation/kantansui/suigan/index.html)、
大阪市立大学病院(http://www.med.osaka-cu.ac.jp/hosp/collaboration/15/15.html
その他などではないでしょうか?

大阪大学病院で2.5cmで切除された方を存じていますが、「結節隆起のあるもの、そして主膵管が7mm以上」であったかどうかまでは聞いていません。

あまりお役に立てなかったかもしれませんが、とりあえず思いつくところを書かせていただきました。
[ 2009/04/22 12:03 ] [ 編集 ]
amylase 様
早速のお返事ありがとうございます。
私が通院しているのは大阪府立成人病センターですが、分枝方IPMNでは、のう胞の大きさだけで手術とはならないそうです。

ただ、ご指摘のように30ミリ以下でも癌が存在した例もあるようですし、私としては今後の経過にもよりますが、京大病院のセカンドを望んでいます。(距離的には遠いですが)
大阪大学病院は膵蔵では実績があるのでしょうか?

京大病院は有名ですし、私の通っている病院も国内有数の病院かと思っています。

ただ、30ミリ以上になっても切らないのは、amylase様のおっしゃるように、たとえ手術しても合併症や手術自体のリスクがこれだけあると、確かに明らかにおかしい?とならなければ手術しない理由もよくわかりました。

今まで恐怖と不安で主治医を素人の質問攻めにしていたのですが、次回の診察の際には、人間ドックの必要性だけ尋ねておとなしくしていようと思います。

まだ小さな子供たちのためにも長生きしたいです。
ありがとうございました。
[ 2009/04/22 12:50 ] [ 編集 ]
大阪成人病センターは京大付属病院とならんで、膵臓に関して、おそらく日本一の技術と実績のある信頼のおける病院です。

成人病センターは術中迅速検査や、3分割切除法など独自の術式と2ch療法を併用して患者のQOLの向上に力を入れていますので、黒と出るまでは、患者のQOLを低下させないためと合併症の危険を考えて手術にかかられないのではないでしょうか。

大阪大学病院も実績のある施設です。この場合ではあまり関係ないかもしれませんが、先進的な試みにチャレンジされ、相応の成果を挙げているようです。

分岐型で悪性の可能性は20%、これを高いとみるか、低いとみるかはそれぞれですが、悪性化した初期に叩けば通常の膵癌よりもはるかに予後がよいということですから、今回、経過観察を選択されても、切除を選択されてもその後の検診だけは継続されることをお勧めします。

お子様のためにもがんばってくださいね。
[ 2009/04/22 13:14 ] [ 編集 ]
はじめまして、amylase さまブログいつも興味深く拝見しています。

けらさんと同年代の者です。IPMNでなくMCT(MCN)で昨年秋に手術しました。
6年程前に健康診断で嚢胞がみつかり、けらさんと同じ病院に定期的に検査に通っていました。見つかった時点で2.3cm、すぐ3cm以上になってしまいました。何度か検査で異常所見が出るようになり、その都度、再検査(エコーでひっかかった場合は造影CTかMRCP)でパスしてきましたが、昨年春にMRCPでひっかかった時に造影+エコーで結節なしということでパスしましたが、次の検査(エコー)でも同じような異常所見が出たため、内科では抱えきれないと云われ手術を考えることになりました。その後の再検査(造影CT)で悪性化の所見はなかったものの、嚢胞の成長スピードが速くなっていたことと、吐き気、背部痛、腹部痛など不快な症状があった為、それらの解消も含め外科でも手術を勧められました。MCTですので嚢胞があったのは膵体尾部で膵管との交通はありませんでしたので、ERCPは一度も受けていません。amylase さんが書かれていた3分割切除法を受けました(←主治医は中抜き術と云っていました)入院期間は1ヶ月弱で、手術後、半年ですが、吐き気、痛み等は大半は解消されたように思います。(時々痛みますし、脂質・アルコールは控えています)嚢胞がなくなり膵液の流れが良くなった為らしいです。もし今の時点で膵炎らしき症状を抱えていて生活に支障を来たしているのなら手術を考えてみるのもアリかも知れません。でも、お腹に大きな傷が残り体力も落ちましたし、冷え性もひどくなりました。まだ完全に膵炎様の症状が無くなってはいないです。QOL上の色々なことを比較して下さい。

あと、セカンドオピニオンで阪大病院に行きましたが、内視鏡補助下の膵体尾部切除の場合(傷が小さく、入院期間も短くて済みます。脾臓は一緒に摘出されてしまいますが)悪性化していない事を検査で確かめての適応になるとのことでした。

以上、少しでも参考になれば・・・
[ 2009/04/24 15:33 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
はじめまして、とくさま。

非常に参考になる書き込みをいただき、ありがとうございます。
その後、経過はいかがでしょうか?

>3分割切除法を受けました(←主治医は中抜き術と云っていました)

この場合、膵性糖尿病のリスクが低いとのことですが、とくさまの場合はいかがでしたでしょう。
術後の検診はどうなさっていますか?
また、お時間のあるときに教えていただければと思います。

阪大病院の内視鏡補助下の膵体尾部切除術というのは、悪性の場合には適応されないのですね。
こちらも参考になりました。ありがとうございます。
また、気づいたことなどがあれば教えてください。今後とも、よろしくお願いします。
[ 2009/04/24 19:45 ] [ 編集 ]
amylaseさま 
いつもブログ参考にさせて頂いているのでほんの少しですが貢献出来たかな?
参考になったと仰って頂けて嬉しいです。

その後の経過ですが、現在は治療は終了と言われ通院はしておりません。
病理の結果が悪性の所見なしという事と、その後今年1月に受けた造影CTの結果が良好であったということで、経過観察も必要なしという事になりました。

又、膵性糖尿病に関してですが、殆ど心配はないとのことでした。
術前の説明では、膵臓を半分以上残せるので、すぐに糖尿病を発症することはないだろうが老年(60代70代)に達して膵機能が低下した時に他の人より残存する膵臓が少ないので糖尿病を発生するリスクは高くなるだろうとのことでしたが、幸いなことに、のう胞の切除範囲が最小限で済みましたので(通常は前後3cmずつのマージンをとる様ですが)8~9割の膵臓が残せたとのことでした。(CT画像でも説明を受けた時の切除範囲よりも大きく残っているのがわかりました。9割は言いすぎじゃないかと思いますが・・・。)

そういえば、術後の点滴にインシュリンが足されていたのですが、4・5日目からは必要ないということでなくなりました。同室の膵切除を受けられた方は私が退院するまでずっと入っていたみたいでしたし、膵機能の回復も(インシュリン分泌の面では)かなり早かったように思います。

私の場合のう胞の大きさが手術直前は5.4cm程になっており、主治医の説明では尾部をどの位残せるかで3分割切除法になるか体尾部・脾切除になるかが空けてみないとわからないと言われました。尾部を胃に吻合するため、ある程度の大きさ(胃まで届く位)が必要なようです。
その時に一瞬思ったのが、どうせ切ることになるのならば、悪性の所見がなく通常の基準の3cm位の内に3分割切除法を受けた方がQOLいいんじゃない?と云うことでした。勿論、身体的にもその他でも色々負担がかかりますし、なんでもかんでも切るものじゃないとは思うのですが・・・。
その辺の判断、難しいですね・・・。

>阪大病院の内視鏡補助下の膵体尾部切除術というのは、悪性の場合には適応されないのですね。
どこかで、悪性のIPMNで内視鏡補助下の膵体尾部切除術を受けた方の家族の方の書き込みを見たのですが、私がセカンドオピニオンを受けた先生はそう仰ってました。まずPETを受けてもらうことになるとかなんとか・・・

補足として、投薬の方は術後しばらく抗生剤の点滴やら、高カロリー輸液やらはありましたが、それ以外では、胃酸を抑える為の胃薬を点滴で、食事可になってからはオメプラールを術後3ヶ月まで服用していました。吻合部の保護の為だそうです。又、4年程前から内科でベリチームを出して貰っていたのですが、これも、もともと必要なかったんじゃない?と言われ、現在は服用していません。(でも、体感としては、あの頃は必要だったと思っています)


私の主治医=執刀医ですが、私の治療が終了するのとほぼ同時期に阪大病院に移られることになりまして、阪大病院でも3分割切除法を行うつもりだと仰っていました。

あと、入院費ですが、月をまたぎましたので限度額適用後15万程かかりました。(4人部屋です)
術前1週間前~術後3週間の入院期間でした。食事の再開が上手くいったので多少早く退院できたようです。20日程自宅療養の後職場に復帰しました。(9to5の事務職です)


長くなってすみません。思いつくままに書いてみましたが、私でお伝えできることがあるようだったら、記憶がなるべく新しいうちに書き込みます。(膵炎もですが、膵のう胞も情報が少なくて不安でしたので・・・)
[ 2009/04/25 02:27 ] [ 編集 ]
とく 様
はじめまして。けらと申します。同年代でしかも成人病センターで検診を受けられていたということ…
とても心強く参考になります。
さて、とく様はMCTとのことですが、MCTの方は経過観察などなく即手術というのが私がいろんな掲示板を渡り歩いて感じていた点なのですが、六年も経過観察されたのですか?
私は細胞診の結果次第ですがIPMNで半年おきの経過観察というのに不安を覚えます。
また、他の臓器に癌を作りやすいと言いますが、人間ドックなど術後フォローはないのでしょうか??

とく様はMCTとのことで、このタイプの手術談・後日談はよく聞くのですが、IPMNの方は経過観察談が殆んどで、手術をなさった方のお話が聞きたい!また、それまでに胃や大腸など徹底的に調べなくて良いのか?
不安で頭が爆発しそうです。

とく様に直接お会いしてあれこれ伺いたいです。
膵のう胞自体あまりにも情報が少なく…このページが心のよりどころです。
[ 2009/04/25 12:22 ] [ 編集 ]
とくさま、3分割切除法と術中迅速診断はこれから普及していきそうですね。
吻合も上手く行って症状が軽減され、お薬も減らされたということは、手術に踏み切って良かった面の方が強く、これから後に続く患者さんたちにとってすばらしい希望となると思います。
貴重な体験を分かりやすく細かなところまで教えていただき、本当にありがとうございました。

まだまだ、お聞きしたいこともあるのですが、長文になってしまいますので改めさせていただきます。
これからも、よろしくお願いいたします。

けらさま。

本文中にあります「IPMN/MCN国際診療ガイドライン 日本語版」についてはすでに読めれていらっしゃるかと思うのですが、これを補足するような論文が先月出されていましたので、早速発注して見ました。

もしかしたら、けら様の方でも取り寄せられていらっしゃるかもしれませんが、以下の9点です。

IPMNにおける「国際診療ガイドライン」作成の経緯と問題点
 産業医科大学第1外科
IPMNの治療戦略―全国調査より
 杏林大学医学部外科
IPMNとPanINの鑑別診断とIPMNの亜型分類について
 京都大学大学院医学研究科肝胆膵・移植外科
IPMNにおける「微小浸潤」の意義
 国立がんセンター中央病院肝胆膵外科
主膵管径からみたIPMNの治療方針
 1)東京女子医科大学消化器外科, 2)東海大学医学部消化器外科
手術例と経過観察例から導き出した分枝型IPMNの治療方針
 東北大学大学院消化器病態学分野
壁在結節からみた分枝型IPMNの治療指針
 仙台市医療センター消化器内科
分枝型IPMN経過観察からみた膵癌発生例の特徴
 東京大学大学院人体病理学・病理診断学, 東京大学病院病理部
分枝型IPMN経過観察からみた膵癌発生例の特徴
 1)東京大学消化器内科, 2)東京大学光学医療診療部

論文ですから、けら様がご希望の手術体験談というより、手術例についての医師側からの研究ということになりますが、参考になればとまとめられれば要点をお知らせしたいと思います。
G.Wの関係で5月中旬に届くものもありますので、少しお待たせしてしまうことがあるかもしれませんが、興味がおありでしたら時々見に来てくださいませ。

確かに膵のう胞関連の情報は膵癌、膵炎などに比べて非常に少ないのが現状ですね。
私もどの程度の資料を集められて、お力になれるか自信はありませんが、とくさまのように貴重な体験談を寄せていただくなどのご好意に少しでも応えることが出来ればと思っています。
[ 2009/04/25 14:50 ] [ 編集 ]
補足です。

上記のものはIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)、特に分枝型IPMNについて絞ってみました。
現時点では、全ての分枝型IPMNが、IPMNの初期段階である良性の腺腫(癌でない腫瘍の段階)から癌へ進行していくのかは不明です。
長期間腺腫のまま留まる場合も存在すると思われます。
しかし、その良性に留まる期間は不明ですし、腫瘍が自然消失することはないことを考えると、日々、時々刻々と癌へ向かって少しずつ進行しているともいえます。

しかし、癌化した場合でも一、二ヶ月の間に画像検査上、捉えられるほどの進行をすることは、通常ありませんので、患者さんの負担も考えて検査のスパンが3~6ヶ月となっているようです。

書いていらっしゃるとおり、IPMNのもう1つのポイントは、それ自体ががん化するばかりでなく、IPMNを有する患者は胃・大腸などの他の臓器にがんをつくり易いこと、さらに膵臓のIPMN以外の部位にも膵がんをつくり易いということが遺伝子学的に証明されています。
他臓器がんは胃がん、大腸がん、肝がん、乳がん、肺がん、子宮がん、前立腺がんなどが主ですが、これらのスクーリニング検査を年に一回程度行うことが推奨されています。
[ 2009/04/25 15:06 ] [ 編集 ]
amylase様
ご丁寧にお返事を下さり、ありがとうございます。
健康優良児であった自分が、突然このような難解な病気に見舞われ、藁をもすがる思いです。

身寄りのない友人が中咽頭癌Ⅳ期とわかり、この八ヶ月看病に明け暮れ、疲れ果てた後の自らの病でした。

子供たちの将来を嘆くと、母は「親はなくとも子は育つ」自分の体調を整えるようにと励まされています。
[ 2009/04/25 15:31 ] [ 編集 ]
けら様

>MCTの方は経過観察などなく即手術
確かに、エコー検査の時技師の方でなく先生が検査される時があったのですが、嚢胞の大きさが3cmを超えた頃、雑談で、他の病院だと、手術適応なんですよ、でもウチでは、症例たくさん診てますから、まだ大丈夫と判断しています。と云われたことがあります。確かに、一般的には多胞性(MCT)と判断された時点で手術のようですね。

膵腫瘍(良性と診断)を持っている友人もウチの病院では良性でも3cmになったら手術を考えると云われたといっていました。(この人は嚢胞ではありませんが・・・)

また、勘違いしていたのですが、MCTの診断を受けたのは5年程前で、4年半程の経過観察の後、手術を勧められ昨年の秋手術という流れになります。すみません。


>私は細胞診の結果次第ですがIPMNで半年おきの経過観察というのに不安を覚えます。

最初に経過観察を進められた時の説明では、膵管の拡張、嚢胞のくびれ(多胞性らしき所見)のいずれかひとつであれば半年毎の経過観察、両方共であれば3ケ月毎(後に4ヶ月毎になりました)の経過観察を勧めているとのことでした。私の場合は最初から多胞性との診断で、又、主膵管も少し拡張しているので3ケ月毎の検診を進められました。

最初に読んだ書籍では、多胞性の場合、悪性化の率が高いとかあまり気分のいいことは書いていませんでしたので落ち込みましたし、3ケ月毎の検診も随分間が空いているように感じましたので、それで大丈夫なのかと不安を覚えていました。が、結果を聞く時の内科の先生が話しやすい方だったのであれこれ聞けたのと、何度か再検査になりその時、嚢胞の中に澱のようなものがありそれが結節のようにみえることもあるが、今回は澱だった。といった処まで説明してくれたので、かなり細かい変化にも気を配ってくれているように思えたので、その面での不安は小さくなっていった様に思います。もちろん、再検査~結果までの間はもの凄く不安でしたが・・・。

わたしの場合とくらべると(MCTとIPMNなので単純には比較てきないとは思いますが)けらさんの場合、リスクが低めだと判断されての半年検診なのではないでしょうか。
そういう意味では少しお気持ち軽くされてもいいのかなと思います。
とはいえ不安なことをそのままにしておくより、主治医に今の気持ちをお伝えになってみて納得がいかないようであれば、セカンドオピニオンを考えてみられるのもいいかも知れません。成人病センターはセカンドオピニオンにも積極的な印象をうけました。私がセカンドオピニオンを希望した時に出た病院名は、阪大病院と国立病院機構でした。国立病院機構は膵臓の症例数が少ないように思えましたので、阪大病院で紹介状をお願いしました。ただ、外科の主治医も阪大系の方でしたので、京大とか別の系統の病院で受けても良かったかもと思いました。が、内視鏡補助下の膵切除をやっている病院が、阪大以外に関西ではみつけられなかったのでそちらの説明もお願いしたかったこともあり、結局阪大病院にしました。(費用は実費で3万円でした)

>また、他の臓器に癌を作りやすいと言いますが、人間ドックなど術後フォローはないのでしょうか??

私も、術前、術後に外科の先生にお聞きしたのですが、術前は検便での大腸の簡単な検査をしたのみで、「(膵疾患にしては)若いので、まあ必要ないでしょう」とのことでした。膵臓の疾患は比較的高齢の方が罹患されることが多ようで(同室の方も60代、70代でした)その場合はもう少し全身の検査をするとは仰っていました。
術後も、画像検査と病理の結果が良かったのでフォローは必要なしとのことでした。
とはいえ、私も不安でしたので、じゃ西洋医学的にはここまでってことなのね・・・と思うことにし、今は、免疫力を上げて全身の状態を整える的な方向で、半身浴や足浴をしたり、鍼治療・気功等には経済的に負担のない程度に通っています。

後は、会社の方で年に1回、半日ドックを受けていますのでそちらで簡単な全身検査は出来るので、今は、それでいいかなと思っています。

膵嚢胞に関してあまりに情報が少ないのでけらさんの不安なお気持ちわかります。直接お会いする機会が持てるようならいいのですが・・・(私の方は土日or平日夕方からなら時間作れると思いますよ。)

また長くなってしまいましたが一旦この辺で・・・

少しでもけら様の不安が軽くなりますように。
[ 2009/04/27 13:15 ] [ 編集 ]
けらさんへ
正直言って けらさんのようにマイナス志向だと 精神的に
病を起こしてしまうような気がします。
IPMNに気付かないで一生過ごす人もいるし、経過観察していても手遅れになる人もいます。それはその人の運命です。どれだけ気をつけていても癌になってしまう場合もあります。“病は気から”と昔の人は言いますが、本当にその通りだと思います。私も、IPMNで癌化するのう胞をいくつもかかえています。ただ、主治医を信頼し全て委ねています。自分では
治療の方法がありませんからね。

与えられた試練だと思い、その時々に対応して行こうと思います。癌になってもないのに深く考えるのは全く無駄な事です。どこかで気持ちを切り替えて するべきことがたくさん
見つかる筈です。

[ 2009/04/27 14:37 ] [ 編集 ]
けらさんへ

病気を受け入れ、前向きに進んで行ける様になるまでの期間は人それぞれだと思います。
命に関わる経過を辿る場合があるとなってはなおさらです。
まして、お子さんがまだお小さいようで、病気のこと、お子さんのこととダブルで不安なのだと思います。

こちらの書き込みだけで受ける印象ではけらさんは診断受けられてそれ程経っていないように思われます。ご自身の病気を受け入れ、付き合い方をみつける為、こちらにも情報を求めて書き込まれたのではないでしょうか。色々調べて、悩んで不安になって、そして前向きになってください、その時間は充分あると思います。

そう思い、病名は違いますが比較的近い経過を辿っていそうな例として体験したことを書かせて頂きました。

また、西洋医学の面では、殆ど、切除と経過観察の二者択一という状態ですが、精神面、肉体面共に代替治療といわれる分野では、多くの選択肢があるように思います。その中で簡単に取り入れられそうなもの、(ヨガ、半身浴、気功、びわ温灸、漢方、抗酸化食品などの各種サプリメント摂取etc)を経過観察の間に行われるのもいいかも知れません。

(中医では嚢胞は冷え・水毒を起因としているようですので、身体を温める方向のアプローチは有効なのではないかと思っています。ガン患者は身体が冷たいともよく言われていますし・・・。)

私も、色々な面で不安だった時期が長かったですし、嚢胞の切除を受ける直前まで悩みました。今でも、体調が悪いと落ち込んだりもします。
ただ、それを受け入れて前に進むのも、立ちすくんだままでいるのも自分次第なんですよね。病気との上手な付き合い方、みつけて下さいね。

それと、病気にばかりフォーカスしすぎないことが一番だと思います。お子さんと、またけらさん個人でも色々楽しんで下さい。検診の時期が近づいたら、あ、そろそろって思い出す位で!
[ 2009/04/27 17:34 ] [ 編集 ]
とく 様そして ようこ様
本当に優しいコメントをお寄せくださり、ありがとうございます。

身寄りのない親友の癌(中咽頭癌末期)の看病で疲れ果て、何とか自分の生活を取り戻そうかと落ち着きかけた瞬間、奈落の底へ突き落とされたような気持ちになってしまいました。

また、ようこ様のおっしゃる通り、運命を受け入れることで毎日を大切に生きる気持ちを持つべきだと、私も頭ではわかっています。

とく様が気遣ってくださる言葉に甘えるならば、まだまだ病気がわかって日も浅く、上手に向き合えていないのが現状だと思います。まさに病気にばかりフォーカスしているのが現状です。

とても丁寧にお返事を下さり感謝にたえません。
ありがとうございます。
時間があえば直接会ってもいいなどどおっしゃって下さる方はなかなかいません。
本当に本当にありがとうございます。

[ 2009/04/28 09:05 ] [ 編集 ]
膵臓は、本当にやっかいな臓器ですが、情報の少なさもあって不安が大きくなるのは仕方がないものだと思います。
特に、IPMNとMCNについては症例数が多くなっているのに情報は相変わらず少なく、治療法なども施設間によって違いが大きいようです。
あまりお役に立てないかもしれませんが、数回に分けて、PMN(特に分岐型)とMCNについての現状について書いてみます。
[ 2009/05/01 15:34 ] [ 編集 ]
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[ 2009/06/13 10:59 ] [ 編集 ]
Re: amylase
はじめまして、しずさま。

膵仮性嚢胞は私も出来ました。私の場合は膵管との交通がなく、13mmから18mmまで育ったあと4ヶ月ほどで消えました。

嚢胞の大きさについてですが、おそらく最初の20mmというのは外部エコー(お腹の外からグリグリする方です)での数値ではないかと思います。
外部エコーは膵臓の診断にあまり正確ではないといわれています。
私の時はCTで発見されてMRCPで確定しましたが、外部エコーは参考程度にしかならないということで最初からしませんでした。
もし、大きさの違いが検査方法の違いによるものでしたら、医師のおっしゃるとおり病院の検査方法の精度によるものではないかと思います。

膵仮性嚢胞もそうですが、膵臓疾患は確定診断が難しく、いまだに開けてみないとわからない世界が残っている分野です。
現在のところ、膵仮性嚢胞は真性嚢胞と異なり、癌化の危険はない。 との見方が一般的です。
膵癌や膵膿瘍とは病理的に別物で、膵仮性嚢胞→真性嚢胞へ進むということもないと思います。

仮性嚢胞の場合、半数は自然消滅するのですが、膵管との交通がある場合は膵液などが流れ込んで大きくなることがあります。
この場合はドレナージによる処置などを行ったり、外科的に切除してしまう場合が多いようです。

内科的に投薬などで小さくなったりするものではありませんから、経過観察するしかないようです。
大きくなる速さが早くなったり、腹部痛が見られるときは膵液を抑えるために食事制限などが必要になってくるかもしれません。

どれくらいの大きさになったら処置を行うかについては、症状が出ているかなど、個々の差が大きいのですが、おおむね「腫瘤触知(お腹の上から触ってしこりがわかる)」がでてくる50~60mm位になれば検討されることが多いようです。

仮性嚢胞ですと切除後の予後も良好なので、そう悲観的にならなくてもいいのですが、お腹の中、特に膵臓に嚢胞を抱えているのは気持ちの良いものではありませんね。
今の段階で処置をなさるのか経過観察とされるかは、医師と相談の結果になるとは思いますが、あまり後ろ向きに考えられなくても大丈夫だと思います。
わかる範囲のお返事しか書けないのですが、また、不明なことがありましたら書き込みいただければと思います。
[ 2009/06/13 15:58 ] [ 編集 ]
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[ 2009/06/13 17:40 ] [ 編集 ]
Re: ありがとうございます
> ERCPを受ける間までのいくつかの検査でこの疾患の特徴的なものとは違っているらしく医師の間でもかなり悩ませていたようです。

膵臓疾患は標準的な病態というのが示されてはいるのですが、個々の差が大きくこうだろうという予想が外れることの方が多いようですね。
膵のう胞も出来る部位や種類によってあらかたの目安はつけても、なかなか当たらないものだそうです。

仮性であった場合は、内科でも外科でも大きくなるまであるいは症状がきつくなるまでは経過観察が一般的なようです。
半年から一年くらいで消えてくれることもありますし、なにより書いておられるとおり、切ったら膵液漏などでより悪化してしまう場合もありますし、身体への負担も大きいですからね。

膵臓の経過観察のスパンは3ヶ月~半年というのがもっとも多いのですが、発見初期は短めの間隔であることが多いです。
大きくなり方や症状の出方が落ち着いてくれば通常の感覚に戻るのではないでしょうか。

> 色々と不安ばかりを書いてしまいましたが、今はまだ経過観察でよいとのことですし、痛みも我慢できないくらいのものではないので医師から手術をすすめられるまでは大丈夫だと信じて日常生活をしていこうと思っています。

そうですね、ストレスで大きくなることは可能性として少ないでしょうが、アレコレ考えても小さくはならないので気持ちをゆっくり持たれるほうがFDにも良いと思います。

膵臓に関して関東では東京女子医科大学病院・東京大学病院などが症例数が多いのですが、
おそらく一生に一度の手術ですから納得のいく医療機関で行われるのが良いかと思います。
お書きになっている「腹腔鏡補助下膵切除術」では九州大学病院が積極的です。
http://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/shinryo/senshin/07/index.html
「腹腔鏡補助下膵切除術」については3年前から高度先進医療に認定されましたので、良性疾患においてはこちらを選択される医療機関が増えてきているようです。
現在のところ保険適応出来る施設は以下の通りです。
群馬県 国立大学法人 群馬大学医学部附属病院
大分県 大分大学医学部附属病院
福岡県 九州大学病院
東京都 日本医科大学附属病院
大阪府 大阪大学医学部附属病院
東京都 東京慈恵会医科大学附属病院
ドレナージ術については制限がありませんので適応できるようであればどの施設でも可能だと思います。
[ 2009/06/15 16:14 ] [ 編集 ]
Re: Re: ありがとうございます
はじめまして、いつも参考にさせていただいています。
私も膵のう胞が出来ていて現在3.8cmです。
手術の際は腹腔鏡術を希望しているのですが、
やっている病院の探し方がわからずにいました。
書かれている病院が近くにありますので、
紹介状を書いてもらって来週にでも行ってみようと思います。
[ 2009/06/16 16:23 ] [ 編集 ]
Re: Re: Re: ありがとうございます
はじめまして、プルプルさん。

参考までに施設基準を載せておきます。
腹腔鏡でうまく行くといいですね。

膵腫瘍に対する腹腔鏡補助下膵切除術(インスリノーマ、脾動脈瘤、粘液性嚢胞腫瘍、膵管内腫瘍その他の膵良性腫瘍に係る膵体尾部切除又は核出術に限る。)の施設基準

 イ 主として実施する医師に係る基準

(1) 専ら消化器科又は外科に従事していること。

(2) 消化器外科専門医であること。

(3) 当該療養について五年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する医師又は補助を行う医師として二十例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する医師として十例以上の症例を実施していること。
 ロ 保険医療機関に係る基準

(1) 消化器科又は外科及び麻酔科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、常勤の医師が三名以上配置されていること。

(3) 麻酔科において、医師が配置されていること。

(4) 病理部門が設置され、病理医が配置されていること。

(5) 当直体制が整備されていること。

(6) 緊急手術体制が整備されていること。

(7) 二十四時間院内検査を実施する体制が整備されていること。

(8) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(9) 倫理委員会が設置されており、必要なときは必ず事前に開催すること。

(10) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(11) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(12) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。
[ 2009/06/17 00:53 ] [ 編集 ]
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[ 2009/06/17 22:18 ] [ 編集 ]
Re: 今晩は。丁寧なお返事ありがとうございます。
こんばんは、自分の事ですから当たり前ですけど、すごく勉強されていますね。
伏せコメントにしておくのがもったいなですね。

> 開腹は何かあった場合は処置がしやすいとはよく耳にしますがやはり体の傷跡、そして何より術後の回復力を考えるとやはり腹腔鏡補助下膵切除術を希望してやまない自分がいます。

内視鏡的ドレナージが第一選択として行われている施設が多いのですが、膵臓は人そぞれですから複数の医療機関で説明を受けたいものですし、それだけの手間をかける価値もあると思います。

痛みについては膵頭部に出来た場合は大きくなると膵管や胆管を圧迫したり、他臓器に影響を与えるようなことが出てくるようです。

「膵仮性嚢胞の内視鏡治療ガイドライン」が発刊されますが、これについても記事に書こうと思っています。

>  ERCP検査を終えて医師が判定した結果は「膵仮性のう胞」がいちばん疑われるとのこと、ただ膵臓疾患は開けてみないことにはわからないと誰もが口をそろえていわれるため本当に私は真性のう胞でもなく、腫瘍のIPMN,MCNでもないのだろうか?と疑ってみる自分もいます。

受けられた検査内容で仮性か真性か、IPMNやMCNでないかは、ほぼ診断がつくと思います。
どうしても迷われたら穿刺(EUS-FNA)されるか、治療と検査を兼ねて内視鏡的ドレナージを行われるのではないかと思います。

しかしながら、膵臓にのう胞が出来ていると言うのはなんとも気持ちがいいものではありませんね。
私の場合、半年経って小さくならなかったらドレナージをと話していたのですが、その前にCTを撮ってみたら消えていました。

「膵仮性嚢胞の内視鏡治療ガイドライン」によれば、最近は大きさよりも、出来てからの経過時間・症状によって治療適応になるかどうかという判断を下すほうが一般的なようですね。
しずさんの場合は出来て間もないでしょうから、まだまだ消える可能性もあるのではないかと思います。
[ 2009/06/18 17:40 ] [ 編集 ]
はじめまして、いつも拝読させていただいています。

私ものう胞を切除しなければいけない時期に来ているのですが、腹腔鏡と開腹では傷跡や入院期間に大きく差があるのでしょうか?
私の場合はドレナージでうまくいかなかったため外科手術となりましたが、今の病院では腹腔鏡による手術はやっていないので、どう違うのか説明してもらえません。
もし、何か情報がありましたらよろしくお願いします。
[ 2009/07/06 08:55 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
はじめまして、みゆさん。
阪大病院の例ですと、腹腔鏡手術で7~8cm、通常の開腹手術で15~16cmというのが一般的だそうです。
入院期間は合併症がない場合、開腹で3~4週間、腹腔鏡で2~3週間だそうです。
他の病院でもおおむね同じような感じだと思います。
[ 2009/07/06 10:19 ] [ 編集 ]
みゆさま

こんにちは、昨年開腹手術により膵体尾部切除(3分割切除)を受けた者です。

私の受けた、開腹術での切開範囲は具体的には、鳩尾から真下に
臍を迂回する形で臍下すぐのところまででした。
[ 2009/07/06 14:19 ] [ 編集 ]
amylaseさん、とくさん、ありがとうございます。

測ってみたら鳩尾から臍下までで13cmでした。
こうして聞いてみると膵臓の手術って本当に大変なんだなって実感しました。
もう傷跡を気にする年でもないのですが、術後の回復もこれだけ切ると大変なんでしょうね。(><)
逃出したい気分ですが病院の先生と相談しながら頑張ってみます。
またなにかありましたら、よろしくお願いします。
[ 2009/07/06 15:10 ] [ 編集 ]
とくさん、貴重な体験情報ありがとうございます。
みゆさん、何もないことを願っていますが、何かありましたら、気軽に書き込んで下さい。
[ 2009/07/07 15:36 ] [ 編集 ]
クラス3
おはようございます。
大阪に住む42歳の会社員です。
5月の人間ドックで膵臓に13mm、他2個ののう胞が確認され、
その後MRI、ERCPの検査を行いました。ERCPの細胞診の結果
がクラス3であったので、追加検査として、CT、PET、再度の
ERCPをこれから予定しています。このクラス3はどの程度の
症状なのでしょうか。また、IPMNの疑いと言われていますが、膵臓癌の可能性もあるのでしょうか。因みにアミラーゼは正常値です。症状としては若干の左背中痛ぐらいです。
[ 2009/08/01 10:41 ] [ 編集 ]
大阪のおやじさん、おはようございます。

細胞診のクラス分けと内容についてはおおよそ次のようになっています。

クラスⅠ:正常である。
クラスⅡ:異常細胞を認めるが良性である。
クラスⅢa:軽度~中等度異形成を想定する。
クラスⅢb:高度異形成を想定する。
クラスⅣ:上皮内がんを想定する。
クラスⅤ:浸潤がん(微小浸潤がん)を想定する。

クラスⅢからは精密検査の対象になるとされています。

IPMNか通常の膵臓癌かは、わりあいと鑑別がはっきりしていますので、膵臓癌の前駆病態や微小膵癌の可能性はあるかと思いますが、いわゆる膵臓癌の可能性は少ないかと思います。
膵臓癌もそうですが、IPMNはとりわけ無症状の場合が多いので、早期に自覚できることは殆どないと言われています。
[ 2009/08/01 12:59 ] [ 編集 ]
クロス3
amylase様

早速のご回答有難うございます。
今後の検査、治療(手術)に大変参考になりました。
[ 2009/08/01 13:30 ] [ 編集 ]
クラス3
amylase様

もう一つお聞きしても良いでしょうか。
膵臓を全摘した場合、糖尿病になると思われますが、
それ以外予後の留意事項はどのようなものがあるのでしょうか。
[ 2009/08/02 14:48 ] [ 編集 ]
現在では膵臓を全摘というのは少ないケースなのですが、
内分泌機能(血糖値の調整)とともに外分泌機能(消化液の分泌)が失われるので、吸収不良障害が現れます。
食べたものが消化できずに脂肪便などの形で出てしまいます。
この二つは膵炎が進行したときと同じ症状ですが、内分泌機能はインスリン注射で、外分泌機能は大量の消化酵素剤で補ってやることになります。
[ 2009/08/02 15:33 ] [ 編集 ]
クラス3
amylase様

ご回答有難うございます。
全摘は少ないのですね。
再発、癌化のリスクがあるので根治には全摘と書いてある
物がありましたので。
[ 2009/08/02 16:03 ] [ 編集 ]
クラス3
Amylase様

追加のCT、PET、ERCPの結果が出ました。
CT、PETの画像により、膵頭部以外に膵尾部に4.2cm程ののう胞が確認されました。やや充実しており腺種の可能性が高い
とのことです。またERCPの膵尾部の細胞診もクラス3でした。主膵管の拡張はありません。分岐型IPMNではとの診断で
す。膵体部をのこして、膵頭部、膵尾部の切除する術式は
有りますでしょうか。全摘になった場合、社会復帰が相当
難しいと聞いており、非常に心配しております。
度々申し訳ありませんが、ご存知でしたら教えて頂けないで
しょうか。
[ 2009/08/13 09:31 ] [ 編集 ]
Re: クラス3
大阪のおやじ様

私の知る限りでは3分割法(膵頭・膵体・膵尾にわけて切除)を行っているのは、成人病センターと阪大病院です。
膵臓癌の場合、関西ではこの方法と2チャンネル化学療法を集学的に行うのが行われていて、他の地方より格段に高い生存率を上げています。
関西では術中迅速病理検査を行っていますので、膵臓の悪性化している部位だけを手術中に判断して切除して、術後QOLを重視するスタンスが出来上がりつつあるようです。
とはいっても、膵臓は開けて見ないとわからないことが多く、最終的に拡大手術で全摘となる場合もあります。
外科手術でも最も大変な手術になりますので、2,3のセカンドオピニオンを受けられるのがよろしいかと思います。
[ 2009/08/13 11:50 ] [ 編集 ]
クラス3
Amylase様

早速のご回答有難うございます。
体はむちゃくちゃ元気なのに、こう言う検査結果が出て、
非常に戸惑っております。最終的に全摘になった場合の
予後、QOLが非常に心配です。全摘で社会復帰される方も
いるのでしょうか。
[ 2009/08/13 13:42 ] [ 編集 ]
Re: クラス3
大阪のおやじ 様

心中お察しいたします。ただ、症状が出てからでは、とても厳しい病気ですので、その前に発見されただけよかったと思えば、幾分ですが前向きになれるのではないかと思います。
膵臓摘出後のQOLに関しては、血糖値のコントロール、栄養の吸収不良といった問題が大きく、摘出前と同じ状態に戻られた方は私の知り合いでは、残念ながらいらっしゃいません。
しかし、周囲の協力によって、ある程度の社会復帰をなすことは可能ではないかと思います。
[ 2009/08/15 06:08 ] [ 編集 ]
Amylase様

お答え辛い内容をお聞きして申し訳ありませんでした。
まだ癌には至ってないそうなので、前向きに考えたいと
思います。術中病理検査などで少しでも残せることを願って
手術に挑みたいと思います。
色々ご教授頂きまして有難うございました。
[ 2009/08/15 06:53 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
大阪のおやじ様

腺種ということであれば、他の臓器に転移したり、急激に増大することはありませんので、周囲の方々と十分な準備を持って病気に挑むことができるのではと思います。
無事に成功されることを、心よりお祈りしています。
[ 2009/08/15 08:06 ] [ 編集 ]
クラス3
Amylase様

その後ですが、こちらの掲示板でも良く出てきます大阪で非常に実績のある○センターで見て頂くことになりまして、追加のEUS、CTを受けました。前の病院で受けたMRI、CT、ERCP
PETと今回の結果で先ず膵尾ののう胞は良性なので経過観察。
頭部にいくつかあるのう胞も結節など見られないため今のところ大丈夫ではないかというものでした。ただクラス3が出てるので、再度ERCPを受けることになりました。最悪全摘も考えていたので精神的には少し楽になりました。検査は続きますが前向きに考えて行きたいと思います。
ご報告まで。


[ 2009/09/07 13:33 ] [ 編集 ]
大阪のおやじさま

膵尾部は良性で経過観察のこと、よかったですね。
膵頭部も結節隆起が見られないのでしたら経過観察の可能性が大きいですね。
とはいえ、体の中に爆弾を抱えたようで精神心的に、また、経過観察の定期健診など身体的にも負担が大きいかと思います。
どうぞ後ろ向きにならず、頑張ってください。
ご丁寧にお知らせいただきましてありがとうございます。
[ 2009/09/07 16:46 ] [ 編集 ]
クラス5
Amylase様

新たにERCP検査を受けました。結果クラス5が出てしまいました。
画像上では癌と識別できるものは無く、どこに隠れているか分からないとのことです。のう胞に関しては、先ず4.2cmの尾部ののう胞は、シーラスと呼ばれる良性のう胞でした。その他複数存在するIPMNによるのう胞も、画像上悪性所見を示すものは無いそうです。しかし5が出てしまった以上どこかに癌が隠れているそうです。そこで手術に関してですが、のう胞が全体に存在するのと、癌との識別が困難な為、術中細胞診を行ったとしても癌細胞がのこる可能性がある
とのことで膵全摘を勧められました。これだけは避けたいと思っていたのですが、微小な内に取り除けるのであれば、根治も期待でき、その後の癌の不安を減少出来ると思い、今その方向で考えています。お医者様からは、予後のQOLは
確実に落ちますが、社会復帰は出来ますよとも言われました。インシュリン注射による血糖値のコントロールは必要になりますが、消化機能に関しては、食べ物に気を使っていれば、大量の消化剤の必要は無いそうです。スポーツされたり、普通に食事されたりしている人もいるそうです。サラリーマン生活では
これまで非常に順調にきましたが、ここは一旦一休み(実は2休み目ですが)
と思い治療に専念したいと思います。今思えば人間ドックの超音波検査でのう胞が発見され、そこから数ヶ月間の検査を経て癌を微小で見つけられたと言うことは幸運だったのではないかと前向きに考えています。











[ 2009/10/07 13:06 ] [ 編集 ]
細胞診でクラス5が出てしまったのですか、残念です。

ただ、書いてらっしゃるように、現在、微小な膵癌を発見できる可能性は非常に少なく、また、切除できる割合も10%ほどしかありません。
そう考えれば、不幸中の幸いであったのではないかと思います。

術後のQOLに関しては、確かにき厳しいものがあるのですが、大阪の親父さまは血糖値コントーロール、食事管理ともに十分自己管理ができそうにお見受けしますので、100%は無理でも、80%くらいの質を保てるのではないかと思いますし、そうあってほしいと思います。

内科はN医師、外科はI医師とO医師でしょうか?N医師は微小膵癌の発見に定評がありますし、執刀はI、O医師を中心にチームで当たられるので、奔放の膵分野では日本有数のチームです。
多くの不安を抱えてらっしゃることと思いますが、人間万事塞翁が馬ともいいます。頑張って下さい。

連絡をいただければ近くですので、お見舞いにも行けますので、必要でしたらご連絡くださいませ。
[ 2009/10/07 15:31 ] [ 編集 ]
膵臓を全摘出すると、1型糖尿病と同じになりますが、世の中には多くの
1型の方がおられます。皆さん個人の努力によって、病気と付き合いながら生活されています。ならば自分も努力して血糖値、食事を管理すれば、ある程度の質の生活はおくれるのではないかと思ってます。ところが、膵癌は自分で努力すれば克服出来るものでは有りません。なので根治が期待できるのであれば全摘して、あとは自分の努力次第で生活の質
をコントロール出来ればと思っています。

内科は若いI先生で外科はO先生です。
手術は緊急性はないみたいですが、一応年内で考えています。

見舞いに来て頂くなんて恐れ多いです。でも今まで色々教えて頂いたり励まして頂いたりしておりますので、お会いして御礼を言いたいと思ってました。連絡はどのようにさせて頂ければいいでしょうか。
[ 2009/10/07 21:05 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
そうですね、膵癌と膵性糖尿病は天秤にかけるまでもないのかもしれません。
また、分岐型IPMNといえど、多臓器に併発する可能性もありますし、姑息術でなく根治術を行えるのでしたらその方がよいのではないかと、私も思います。

ご連絡はサイト上部のバーに「メール」という欄があります。うまく遅れないようでしたら、コメントするときに「管理人のみに表示」という機能がありますまでそちらを使ってもらっても大丈夫です。
[ 2009/10/08 08:29 ] [ 編集 ]
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[ 2009/10/23 13:11 ] [ 編集 ]
よろしければご意見お願いします
Amylase様

母(70才)がIPМN(5cm)と診断されました。
腫瘍は大きいですが、膵管に心配なく、膵臓の腫瘍マーカーも陰性だったそうです。ただ、3cm以上は悪性に変わる事があるので通常手術を勧めるということです。

とても大きな手術になるり、危険も伴うので、家族で話し合い手術を受けるか、経過観察にするか決めて下さいと言われました。

今現在何の症状もないので、父は経過観察でよいのでは?と思っているようですが、インターネットで調べると、悪性化がかなりの確率であるようですので、私と妹で心配しています。

腸閉塞で入院して見つかりました。そちらは重篤な問題はなく、色々検査して、心臓も手術に耐えられるだろうとの先生のおはなしですが、胃腸がもともと弱く、この入院で体重が38kgから現在33kg(身長156cm)になり、ずいぶん体力が落ちています。

もちろん最終的な判断は、本人及び家族で決めなければいけないと思いますが、Amylase様がとても詳しい知識をお持ちのようなのでご相談させていただきたく、勝手ながら投稿させていただきました。

もしもよろしかったら、ご助言お願い致します。
[ 2009/12/12 09:52 ] [ 編集 ]
こんにちは、モモさん。70歳と言うのは非常に微妙な年齢ですね。
IPMNは主膵管型なのでしょうか、だとすれば将来的に悪性化する可能性が高いので、通常でしたら手術適応ですね。
問題はお母様の体力的なものでしょうが、病院側の判断では耐え得るとのことでしたら、そう心配するほどではないかもしれません。
ただ、大きな手術になりますから、1つか2つのセカンドオピニオンを受けて決定されるのが良いと思います。
どのあたりまで、切除するのか、予後はどうなるのかなど、病院によっていろいろな見方があると思います。

悪性化すれば足が早いですから、経過観察の場合は2~4ヶ月くらいのスパンで検査を受けなければならないと思いますので、そのあたりの負担も病院側からの説明を受けて結論を出されてはいかがでしょうか?
[ 2009/12/12 10:59 ] [ 編集 ]
モモです
Amylase様

早速のお返事大変感謝いたします。
何型なのか医師に確認しませんでした…。IPMNも初めて聞く病名で、知識がありませんでした。映像は、ちょうどたらこのように長細いものでした。

セカンドオピニオンを受けるためには、どのように病院を探せば良いと思われますか?手術数など、調べる方法はあるのでしょうか?膵癌の手術数が多い病院が良いということになりますか?父は「どこで聞いても同じだから…」とセカンドオピニオンに対して消極的ですが、都立府中病院など割と近いので、勧めてみようかと思っています。
[ 2009/12/12 22:19 ] [ 編集 ]
SPN?
Amylase様

初めてお便り致します。
今年9月の健診にて肝胆系酵素の異常を指摘され、腹部USを行ったところ、膵頭部に3cmの嚢胞性病変を指摘されました。
その後、EUSにて内分泌腫瘍やSPN、MCNなどの鑑別があがり、さらにEUS-FNA、造影MRI、ERCPにて精査を行いました。

結果、ERCPでは病変との連続性はなく、膵管の拡張もなし。
しかし腫瘍部分には液状と腫瘍状のものが混在しており、また造影MRIでは壁在結節が認められました。

画像所見や年齢(40歳・女性)からSPNが最も疑われるが、はっきりとは診断できないそうです。その他の鑑別病態においても、いずれも典型的所見がなく決め手に欠く様子。
「EUS-FNAで採取された細胞の中には悪性のものは見当たらなかったが、SPN特有な細胞も認められなかったので、悪性腫瘍に準じたオペを行う」・・・との主治医の意見です。

膵臓半分・十二指腸・胆嚢・胃の一部・リンパ節を切除と言われ、かなり動揺しております。確かに3cmのmassは手術適用の範囲かもしれませんが、最初から悪性を疑っての術式が必要なのでしょうか?

セカンドオピニオンを受けたいと思い、資料を請求中です。
九州に住んでいますが、全国どこでも納得できる病院を探すつもりです。
どうぞお力をお貸しください。
[ 2009/12/13 02:53 ] [ 編集 ]
大阪のおやじ様のその後
Amylase様

ご無沙汰しております。大阪のおやじ様と同じ病院でIPMNを経過観察しているけらです。
こちらで、大阪のおやじ様がクラス5が出てしまったこと。私と同年代ということに大きなショックを受け、実は別の病院で膵全摘術を受けたいと懇願しています。

のう胞は体尾部ですから、膵体尾部切除にはOKが出ましたが、膵癌の好発部位である膵頭部の切除にはNOの回答ばかりです。
しかし、IPMN患者が膵癌になるリスクは高く、一生インスリン生活でも良いので・・・と無理なお願いをしているところです。

膵全摘による糖尿病とは、どのようなものなのでしょうか?

IPMNのガイドラインの著者である九州大学の田中雅夫医師は、別の本で、IPMN患者が膵全摘を行うことによって膵癌を免れ、インスリンをコントロールすることで寿命をまっとうできる可能性を示唆しています。
一度、九州まで足を運び、田中医師の見解を伺いたいとも思っています。


もし、大阪のおやじ様もこのページをご覧になっておられれば、コメントいただければと思います。
[ 2010/01/14 11:36 ] [ 編集 ]
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[ 2010/01/25 14:50 ] [ 編集 ]
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[ 2010/03/04 15:40 ] [ 編集 ]
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[ 2010/05/29 20:59 ] [ 編集 ]
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[ 2010/06/02 00:39 ] [ 編集 ]
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[ 2010/10/16 16:12 ] [ 編集 ]
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