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膵臓に腫瘍が

8月は不思議と人間ドックの受診者が多い月のようです。

最近は膵検診がオプションでついていたり、血液検査に膵酵素が取り入れられたりしていて異常が見つかり再検などということもあり、そこで膵臓の腫瘍を指摘される事も多いようです。

すわっ、すい臓癌!?

と思って緊張していると

「経過観察しましょう」

「良性ですから様子をみましょう」

と言われて、しかし、膵臓に腫瘍が...

気が気でない日々を送られる方も多いようです。

すい臓癌といえば極めて凶暴なものが多いのですが、中には膵臓がんといってもスティーブ・ジョブス氏のかかった島細胞神経内分泌腫瘍(islet cell neuroendocrine tumor)のようなものあります。
また、腫瘍といってもすい臓癌だけではありません。

すい臓癌でないコレはなんなんでしょう。なんやかんやとみて見ましょう。

まず、おなじみの急性膵炎、慢性膵炎の他に腫瘤形成性膵炎という疾患があります。

慢性膵炎の内、限局性に膵臓の腫大をきたすものは腫瘤形成性膵炎と呼ばれます。


病状や画像がすい臓癌に非常に似ていますので、膵臓癌との鑑別に苦慮することも多く、手術後にはじめて診断されることもあります。

そして、膵嚢胞性疾患というものもあります。

膵臓に嚢胞(さまざまな液体の入った袋状のもの)ができた疾患です。

以前はのう胞と言えば、仮性嚢胞(急性膵炎や外傷による膵組織の壊死や出血巣に破綻した膵管から膵液が漏れ出したものや、膵臓癌や慢性炎症による主膵管の流出障害のために、膵管から膵液が漏れ出して形成されるもの)が大部分を占めていましたが、近年の画像診断の発達により腫瘍性嚢胞の発見が増えています。

膵嚢胞性疾患非腫瘍性のものと腫瘍性のものに分けられます。

非腫瘍性のものは、仮性嚢胞が殆どですが他に以下のようなものもあります。

貯留嚢胞

膵石や膵癌による分枝膵管の閉塞により、閉塞部の上流に膵液が貯留して嚢胞状に拡張したもの。原因となる膵癌が小さく、貯留嚢胞が大きい場合は膵癌が見逃されて仮性嚢胞や嚢胞腺腫と誤診される場合もありますので注意が必要です。

先天性嚢胞

膵臓の発生過程で小膵管の連続性が何らかの原因によって分断されて未熟な膵管が膵実質内に取り残されて、そこに分泌液の貯留がおきて嚢胞が形成されたと考えられています。そのため、膵管との交通はありません。

      リンパ上皮嚢胞


    先天性嚢胞の一種。組織学的には重層扁平上皮に覆われた内層と
    それを囲むリンパ組織の外層からなります。単房性または多房性で、
    男性に多く、膵外性に突出する形態が特徴の一つです。

類上皮嚢胞

膵内に迷入した副脾から発生したもので、膵尾部に境界明瞭な多房性嚢胞として認められろことから、粘液嚢胞性腫瘍との鑑別が問題になります。

腫瘍性のものには

漿液性嚢胞腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍、膵管内乳頭粘液性腫瘍、Solid-pseudopapillary tumor などがあります。コレのことが多いのです。コレについては、次回以降に書きたいと思います。

他にもごくわずかですが、充実性膵腫瘍の嚢胞変性というものもあります。

内分泌腫瘍

内分泌腫瘍は壊死や変性によってしばしば嚢胞を伴い、嚢胞性腫瘍と紛らわしいことがあります。腫瘍径が大きいものほど、そして機能性よりも非機能性の方が嚢胞を伴うことが多いとの報告があります。
インスリンやグルカゴンなど、ホルモンを産生する細胞から発生する腫瘍で、分泌されるホルモンの種類や量によって様々な症状が現れます。インスリンを多量に分泌するインスリノーマという腫瘍の場合には、低血糖発作が症状の中心となります。ホルモンを分泌しない場合もあります。良性と悪性に分けられますが、その区別は容易ではないので、特に1cmを超える場合は症状がなくても外科的に切除することが望ましいと考えられます。

特殊な膵癌

腺扁平上皮癌、退形成性癌、腺細胞癌などの特殊型の膵癌は、内部に集結や変性壊死を伴うことが多く、嚢胞性腫瘍に間違われることがあります。

[ 2008/08/16 21:40 ] 膵臓 すい臓癌 | TB(0) | CM(2)
仮性膿疱☆
amylaseさま☆

ねこみみは、
ここに挙げられている、膵臓仮性膿疱が生じておりましたが、
何回か CTで撮りましたときに
一度 つぶしたのちに 再び形成されたものが腫瘍と一度判断され、ERCPで腫瘍では無かったことが確認されるまで、
画像の陰影が判然としなかったということが一度ありました☆
膿疱の映像と、その位置が 腫瘍の映像や よく出来る位置に合致していたりしますと 診断はなかなか厄介なものなのだと知りましたが、出来た部位によっては 手術でしか判断出来ないということも しばしばあるようです☆
けれども、仮性膿疱以外にも
一概に 膿疱としてくくり切れないほど、
膿疱にも種類があるのですね・・・☆
勉強になりました(^-^)

ねこみみ☆
[ 2008/08/20 22:02 ] [ 編集 ]
とても多くの種類がありますね。中には専門医でも出会わないようなものもあるそうです。
[ 2008/08/21 15:25 ] [ 編集 ]
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