スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ジェネリック薬 PPI

膵炎の薬の中で、フオイパンと並んで高いものにプロトンポンプ阻害薬(通称PPI)があります。

以前にも書きましたので、詳しい内容はこちらを参照して下さい。

PPIは、逆流性食道炎消化性潰瘍の95%、咽喉頭感異常症の60%、鎮咳薬無効の慢性の咳鎮咳薬無効の背部痛の50%、気管支喘息の20%に有効とされている非常に効果的なお薬です。

PPIについては、現在の第1選択薬について、「タケプロン」が48.0%で1位、「パリエット」が23.3%で2位。以下、「オメプラール」が19.9%、「オメプラゾン」が6.1%というような使用状況です。

PPIの先発薬はかなり高価です。まだ特許切れの薬価改定を受けていないパリエットは別格としても、タケプロンオメプラール、オメプラゾンなど1錠200円近くします。(もっとも、24時間持続作用するので服用は1日1回ですむのですが)
対して、ジェネリック薬は4割程度の値段ですみます。しかし、実際に処方されているのは先発薬が97%以上です。これは後述しますが、先発薬と後発薬では明らかに効果が違うからです。いくら安くても効かない薬を飲むことほど馬鹿らしいことはありませんよね。

薬剤師さんが良くたとえる話に、「同じ材料、調理器具を使ってもおいしい料理とそうでない料理があるのと一緒」とのことです。
ある種の薬では同じ製造方法をとろうとすれば、多大な設備投資がいる特殊な製法でないと効果が出ないものや、コーティング剤、添加物に対する特許があってそれを先発薬メーカーから買いとって製造しないとうまく体内に吸収されない物があるそうです。




話を戻して、代表的なタケプロンについてみてみます、

効能又は効果

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
      ピロリ菌をやっつけるのに飲まれた方も多いのではないかと思います。

副作用等発現状況の概要

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症
承認時までの試験では2,295例中349例(15.2%)に、市販後の使用成績調査〔カプセル剤再審査終了時点(非びらん性胃食道逆流症を除く): 2002年3月〕では6,260例中138例(2.2%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。
胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
承認時までに国内で行われた試験(ランソプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では430例中217例 (50.5%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。また、プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールの3剤投 与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。
なお、外国で行われた試験(ランソプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン又はメトロニダゾールの3剤投与)では680例中239例(35.1%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。
     *副作用の中で多いのは軟便13.7% 、下痢9.1%です。

臨床成績は以下の通りです。

表1.疾患別治癒率

    疾 患 名      例数 治癒例数(治癒率) 
胃 潰 瘍   604   535(88.6) 
十二指腸潰瘍   445   418(93.9) 
吻合部潰瘍    19    17(89.5) 
逆流性食道炎    66    61(92.4) 
Zollinger-Ellison症候群    3    3(100) 
       計  1,137  1,034(90.9) 

数字は例数、()内は%

表2
・胃潰瘍における除菌率(7日間経口投与)

  各薬剤の1回投与量   投与回数  除菌率 
ランソプラゾール 30mg
アモキシシリン水和物 750mg(力価)
クラリスロマイシン 200mg(力価) 
2回/日  87.5%
(84/96例) 
ランソプラゾール 30mg
アモキシシリン水和物 750mg(力価)
クラリスロマイシン 400mg(力価) 
2回/日  89.2%
(83/93例) 


・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)

  各薬剤の1回投与量   投与回数  除菌率 
ランソプラゾール 30mg
アモキシシリン水和物 750mg(力価)
クラリスロマイシン 200mg(力価) 
2回/日  91.1%
(82/90例) 
ランソプラゾール 30mg
アモキシシリン水和物 750mg(力価)
クラリスロマイシン 400mg(力価) 
2回/日  83.7%
(82/98例) 

さて、このタケプロンですが、武田薬品が特許を持つ安定化剤を用いている商品ですが、後発品はこの安定化剤を使えない為、結局AUCには約1.7倍の違いがあります。
タケプロンとそのジェネリックでは薬価に2倍の開きがありますが、上記の理由でジェネリックを処方される医師も薦める薬局もほとんどありません。

薬 品 名 規 格 薬 価 後 発 メーカー
タケプロンOD錠15114.2-武田
スタンゾームOD錠1552.6後発ケミファ
ランソプラゾールOD錠15mg「DK」52.6後発三和化学
ランソプラゾールOD錠15mg「タイヨー」52.6後発大洋
タケプロンOD錠30199.4-武田
スタンゾームOD錠3096.7後発ケミファ
ランソプラゾールOD錠30mg「DK」93後発三和化学
ランソプラゾールOD錠30mg「タイヨー」96.7後発大洋
タケプロンカプセル15114.2-武田
タイプロトンカプセル15mg63.8後発大正薬品
タピゾールカプセル1549.8後発大洋
ラソプランカプセル15mg73.8後発沢井
ラプラゾールカプセル15mg79.7後発東和
ランソプラゾールカプセル15mg「アメル」59後発共和薬品
ランソラールカプセル1559後発日医工
スタンゾームカプセル1556.3後発ケミファ
ランソプラゾールカプセル15mg「MED」59後発メディサ
ランソプラゾールカプセル15mg「タカタ」49.8後発高田
ランソプラゾールカプセル15mg「トーワ」79.7後発東和
タケプロンカプセル30199.4-武田
タイプロトンカプセル30mg110.5後発大正薬品
タピゾールカプセル3088.9後発大洋
ラソプランカプセル30mg138後発沢井
ラプラゾールカプセル30mg138後発東和
ランソプラゾールカプセル30mg「アメル」96.3後発共和薬品
ランソラールカプセル30101.6後発日医工
スタンゾームカプセル30101.6後発ケミファ
ランソプラゾールカプセル30mg「MED」101.6後発メディサ
ランソプラゾールカプセル30mg「タカタ」88.9後発高田
ランソプラゾールカプセル30mg「トーワ」138後発東和

PPIと言えば、あと二種類あります。

ラベプラゾールナトリウムを主成分としたパリエット

臨床成績

対象疾患 内視鏡治癒率 
胃潰瘍 95.2%(401例/421例) 
十二指腸潰瘍 98.1%(364例/371例) 
逆流性食道炎 90.9%(50例/55例) 
吻合部潰瘍 83.3%(10例/12例) 

パリエットはまだ特許切れになっていないので後発品はでていません。

薬 品 名 規 格 薬 価 後 発 メーカー
パリエット錠10mg184.7-エーザイ
パリエット錠20mg338.4-エーザイ


オメプラゾールを主成分としたオメプラゾールオメプラゾンです。

臨床成績

疾患名 有効率 治癒率 
胃潰瘍 98.0%(388/396例) 92.5%(359/388例) 
十二指腸潰瘍 98.3%(238/242例) 95.7%(223/233例) 
吻合部潰瘍 100%(34/34例) 97.1%(33/34例) 
逆流性食道炎 97.5%(39/40例) 100%(37/37例) 
Zollinger-Ellison症候群 100%(4/4例) 100%(3/3例) 

(有効率は“中等度改善以上”を集計、治癒率は内視鏡判定による。)


投与群 24週後非再発率(Kaplan-Meier法) 
オメプラゾール10mg群 59.8% 
オメプラゾール20mg群 87.3% 

各薬剤の1回投与量 投与回数 胃潰瘍における除菌率 十二指腸潰瘍における除菌率 合算の除菌率 
オメプラゾール20mg
アモキシシリン750mg(力価)
クラリスロマイシン400mg(力価) 
2回/日 75.9%
(44/58例) 
81.8%
(45/55例) 
78.8%
(89/113例) 

各薬剤の1回投与量 投与回数 胃潰瘍における除菌率 十二指腸潰瘍における除菌率 合算の除菌率 
オメプラゾール20mg
アモキシシリン750mg(力価)
クラリスロマイシン200mg(力価) 
2回/日 86.3%
(63/73例) 
75.7%
(53/70例) 
81.1%
(116/143例) 
オメプラゾール20mg
アモキシシリン750mg(力価)
クラリスロマイシン400mg(力価) 
2回/日 77.1%
(54/70例) 
82.7%
(62/75例) 
80.0%
(116/145例) 


薬 品 名 規 格 薬 価 後 発 メーカー
オメプラール錠20188.5-アストラゼネカ
オメプラゾン錠20mg188.5-田辺三菱
オブランゼ錠2095.7後発大洋
オメプトロール錠20mg85.1後発大正薬品
オメプラゾール錠20mg「アメル」75後発共和薬品
オメプラゾール錠20「SW」20mg119.7後発メディサ
オメプラゾール錠「トーワ」20mg119.7後発東和
オメプラゾール錠20mg「メルク」95.7後発メルク
オメラップ錠20102.1後発日医工
エンプラール錠20135.2後発ケミファ
オメプラゾール錠20mg「TSU」102.1後発鶴原
オメプロトン錠20mg102.1後発沢井
オメプラゾール錠20mg「マイラン」95.7後発マイラン
オメプラール錠10107.4-アストラゼネカ
オメプラゾン錠10mg107.4-田辺三菱
オブランゼ錠1057.1後発大洋
オメプラゾール錠「トーワ」10mg69.3後発東和
オメラップ錠1057.1後発日医工
エンプラール錠1073.9後発ケミファ
オメプラゾール錠10mg「アメル」57.1後発共和薬品
オメプラゾール錠10「SW」10mg69.3後発メディサ
オメプロトン錠10mg64後発沢井

[ 2008/07/23 11:18 ] 膵炎 薬 | TB(0) | CM(2)
最長8週間
この間、パリエットについて調べていたら『最長8週間』とあったので、今後どうなるのだろう?と思ったけど、やはり一旦中止かな
せっかく効いてるのになぁ。
こういう、つまらない処方制限はどうにかならないのだろーか。
[ 2008/07/23 12:11 ] [ 編集 ]
う~ん、逆流性食道炎になるか、一般的にはH2ブロッカーをはさむ処方が多いようですね。
プロトンポンプインヒビター(PPI)製剤の使用にあたっては胃潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与期間の制限となっていますが、「再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法」の追加承認を
受けてからは、通常は従来と同様に8週間投与ですが、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的とする場
合では、経過観察(定期的な内視鏡検査等を含む)を十分行うもとで、今までの投与期間の制限がなくなっています。

私はこの前EUS受けたからOKなのでしょうか?でも、PPIのためにカメラ飲むのはいやだなぁ~。(笑)
[ 2008/07/23 13:00 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://amylase.blog121.fc2.com/tb.php/439-94c5d063




最近の記事+コメント
BBS

Twitter Updates

    follow me on Twitter
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。