スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

胆管炎とEST

EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)十二指腸乳頭(総胆管の十二指腸への出口)を広くすると急性胆管炎(acutecholangitis)を起こしやすくなるそうです。

十二指腸乳頭は、小さな穴で通常、胆管は肝臓から常時、胆汁が流れているので、バイ菌が腸から逆流してくることはほとんどありませんが、ESTによって切開を加えて穴を広げますので、細菌などが進入し易くなります。
バイ菌が入り込んで胆管部が炎症を起こすのが急性胆管炎です。

私は幸い急性胆管炎を発症した事がありませんが、治療が遅れると、敗血症になって死亡することもあるそうです。

科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドラインによれば、

1.発熱、2.腹痛(右季肋部または上腹部) 、3.黄疸
に加えて
4.ALP,γ-GTPの上昇
5.白血球数,GRPの上昇
6.画像所見(胆管拡張,狭窄,結石)

というのが、判断基準になるようです。

胆管炎は症状により膵炎と同じく、軽症・中等症・重症に分けられています。

重 症 : 敗血症による全身症状をきたし,直ちに緊急胆道ドレナージを施行しなければ生命に危機を及ぼす胆管炎

中等症 : 全身の臓器不全には陥っていないが,その危険性があり,すみやかに胆道ドレナージをする必要のある胆管炎。

軽 症 : 胆管炎を保存的治療でき,待機的に成因検索とその治療(内視鏡的処置,手術)を行える胆管炎。

重症急性胆管炎は速やかに胆道ドレナージが行われない限り,不幸な転帰をたどる。となっています。胆管炎の痛みは膵炎よりも穏やかと言われていますが、痛みの度合いに関係なく黄疸等がみられればすぐに受診するべきでしょう。

治療法は重症でなければ基本的に保存的治療が行われるようです。
絶食・輸液・抗菌薬投与が基本ですが、膵炎と同じくいつでも重症化に対応できる施設が望ましいと思われます。

胆管炎では膵炎を併発することもしばしばありますので、膵炎にも対処できる施設というのも重要になってきます。

胆管炎の原因は胆石や癌、術後合併症が良く知られていていますが、ESTで乳頭が広がっている場合も稀に発症するケースがあるようです。

[ 2008/05/25 14:59 ] 膵炎 治療・療養 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://amylase.blog121.fc2.com/tb.php/356-faf41de2




最近の記事+コメント
BBS

Twitter Updates

    follow me on Twitter
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。