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急性膵炎 疫学

1.発生頻度

 日本での発生頻度は27.7人/10万人であり、男性の発生頻度は、女性の約2倍 

 日本では1987年の初めての調査では、年間発症者数は14,500人。10万人あたりでは12.1人とされた。1999年の2回目の調査では19,500人10万人あたりでは15.4人となり、2003年の調査で35,300人、同22.7人(男2.2:女1)。発生頻度のピークは男性50代、女性70代であった。
 急性膵炎全体に占める重症膵炎の割合は、1987年10.3%、1999年25.3%、2003年では30.8%で重症膵炎の割合は増加している。

 一方、諸外国で低いのはイギリス5人、オランダ10人、ノルウェー、ドイツが20人(10万人あたり)で、高いのがフィンランド80人、アメリカ70人、デンマーク35人(10万人あたり)となっている。

2.成因

 日本ではアルコールと胆石が急性膵炎の2大成因であり、男性ではアルコール性膵炎が多く、女性では胆石性膵炎が多い。アルコール膵炎と胆石性膵炎が急性膵炎全体に占める割合は国や地域により大きく異なる。

 ハンガリーではアルコール性膵炎の頻度は胆石性膵炎の約3倍である。一方、ギリシャ、イタリア、ノルウェーでは胆石性膵炎の割合が圧倒的に多い。フランス、ドイツ、韓国ではアルコール性の割合がわずかに多く、メキシコやスウェーデンでは胆石性がやや多い。日本ではアルコール性の方がやや多い(37.3%VS23.8%)が発症前にわずかでも飲酒があればアルコール性とされるためアルコール性の頻度が過大になっている。
 急性膵炎の成因には性差がみられる。2003年全国調査によれば、男性がアルコール性が多い(50.1%VS17.7%)のに比べ、女性では圧倒的に胆石性が多い(9.6%VS37%)。これは、重症膵炎にも同じ傾向が見られる。

 厚生省研究班の調査において、急性膵炎発症と関連するライフスタイルについて症例対症研究を行った結果。喫煙や睡眠時間は急性膵炎のリスクと関連しなかった。発症前24時間以内に100g以上飲酒した場合のリスクは、しなかった場合と比較して、オッズ比が4.4と高かった。

 

[ 2008/02/15 20:01 ] 膵炎 急性膵炎 | TB(0) | CM(0)
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