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三つの坂

古から人生には「三つの坂」があると言いますが、今年は真逆の連続の年であったかもしれません。
特に膵炎の急性化の時期はいつもそうでした。大切な予定に向けて体調を整えていたはずなのに、腹痛・背痛のたびに「まさかココで!」「まさか今かよ!」と思ったものでした。
元々、痛み止めを使い切ってもらいに行っての入院でした。この年末に、この時期に「真逆」の入院、検査の結果、予想もしなかった4桁(今までの経験上600~800代のはず)で2週間コース。

確かに痛みには慣れて来てしまったのかも、CTを見ても数値をみてももっと痛むはず。まさか、繰り返す急性化で膵臓の荒廃化が進んでいるのは?!
今までERCPを回避していた、私と主治医ですが今回は思い切ってやってみることにしました。

順調に回復して、ERCPから乳頭切開術の予定。鎮静剤の種類から回復室で聞く音楽、術後の検査などなど、DOCTORとの打ち合わせも完璧!後は受けるだけ、準備は万端。のはずでした。
朝の採血OK、初めて使う薬のパッチテストもOK、体温は少し高いが平熱の範囲、血圧、脈拍よし、絶飲・絶食もぬかりなし。よく寝れるように睡眠時間も1時間に抑えてあります。ルートも久々に作ったし、術着もパリッとのりが効いてていいかんじ♪

それが...まさかでした。
部屋持ちさんが持ってきた、メシル酸ガベキサート(FOY®)をつないで部屋から出て行った後、全身から冷や汗が噴出し血の気が引いていくのがわかりました。ただ事ではない気配にナースコールに手を伸ばすが既に意識は朦朧状態、昼食前で部屋には誰もおらず、身体をよじってベットから転げ落ちたところで意識はなくなりました。

この時に点滴台も、巻き込んで転落したため大きな音がしたそうです。物音を聞きつけて看護師さんがダッシュで来てくれたそうですが、私は意識が朦朧としていて受け答えがうまく出来なかったようです。おそらくマニュアルが出来上がっているのでしょうが、看護師さんが動揺することなく手際よく点滴を外しナースステーションに応援を頼んでいたのをうっすらと覚えています。
運悪く、この時は昼食時でしたので看護師の数が少なかったのですが4~5人で応急処置と医師(Emergency Room)への連絡、指示を受けていたのをかすかに覚えています。
脈は微弱で、血圧は60→50→40と30秒毎に下がっており、瞳孔も確認できず。ストレッチャーに乗せられてEmergency Roomへと、この間5分くらいだったそうです。
薬で血圧確保は無理と判断されたのか、その5分後にはIABP(大動脈バルーンパンピング)を行っていたそうです。私が気づいたのが2時間後くらいだったはずですが、酸素マスクで喉が渇いていたのを妙に覚えています。
過呼吸になると手足に痺れが残るので、主治医が肩をたたいてくれるリズムに合わせながら大き目の息を繰り返していて、またすぐに意識がなくなったそうです。この時点滴が点滴台から天井に吊るすタイプに変わって数が増え、しかも6本の内4本は全開でした。ベットサイドモニターを見て、始めは重症化?と思いましたが、モルヒネが効いたのかまた夢の中へ。

その次起きたときはすでにバルーンは抜かれ、ERから消化器内科へ身柄を渡されていました。まだ動かすのは危険との判断でしたが、担当医がCTとMRIを撮りたいと主張して私に同意を求めてきました。まだ右半身に麻痺が残っていたので、同意書に字を書くなんてことは出来ませんでしたが、口頭でOKの意思表示をしてCT、MRIへ点滴の数も減っていましたが、ベットごと担当医と看護師さんの集団で移動。結果、脳への血流不足の影響は認められず、テスト(麻痺が残っているかを調べるもの)で右半身不随期間が2日ほどだろうということでICUへと。

次の日は意識レベルが80%まで回復していたので、状況を細かく聞きました。全種類について3段階の抗体検査を行っている途中だが、ほぼ間違いなく「アナフィラキシー・ショック」だろうと言うこと、「後遺症の心配はないが、次からの膵炎治療が難しくなる」などの説明を受けました。歩行は出来ないが座ることは出来るので簡易トイレ(ベットの上で使う”おまる”のようなもの)をもって内科ICUに移って来ました。
そこは見覚えある重症膵炎の時にお邪魔した部屋。見覚えのある看護師(ここの病院はICU担当看護師の3割くらいは男性です)、懐かしの風景を楽しんで本日一般病棟に戻ってまいりました。

しかし、膵炎治療に術後膵炎覚悟でERCPに臨んで、いままでさんざん使ってきた薬でアナフィラキシー・ショックとは真逆でした。
何はともあれ助かって良かったです。起こったのが病院でなかったら確実に死んでましたし、迅速な治療を受けられてなかったら障害が残っていたでしょう。とりあえず、主治医、担当医、ER医師、ER、ICU、病棟の多くの看護師さんたちに感謝です。

[ 2007/12/19 11:13 ] いろいろ 日常生活 | TB(0) | CM(11)
大変でしたね
まずは、無事に生還されて本当に良かったです。
私も「普通の病態ではない」とか「ありえない経緯」だとか言われましたが、比じゃないですね(@_@)
FOYでアナフィラキーショックを起こしてしまったら、今後の治療薬に困ってしまいますね。
それでも、ここまで回復されて本当に良かった
今はとにかく養生なさってください
[ 2007/12/19 15:39 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。
はじめて使う人がショック(蕁麻疹・嘔吐)を受けることはたまにあるらしいのですが、アナフィラキーショックとなると見たのは初めてで、1例しか聞いたことがなかったとの事です。
助かった今、あゆさんのおっしゃるとおり今後の治療薬が問題です。頭の痛い問題ですが、もともとFOYやフサンは日本でしか使われてない薬ですから、これから急性時には欧米式の膵炎治療を行うように切り替えることも一つの案として持ち上がっています。
[ 2007/12/19 16:27 ] [ 編集 ]
そうですか…
大変ななか記事のUPで事情がわかりました。
身の毛もよだつ壮絶なな経験ですね。
事なきを得て…そう断言するにはまだ早急かもしれませんが
まずは何よりということでしょうか。
どうぞゆっくり休んで更に回復されることをお祈りします。
[ 2007/12/19 17:04 ] [ 編集 ]
わ~
大変な時に、私のつたないブログに御訪問と書き込み、ありがとうございました。
私も入院中は、フサンのお世話になっていましたが、使用できないとなると大変ですね。
先ずは、ゆっくりと体を休めてください。
[ 2007/12/19 18:25 ] [ 編集 ]
ありがとうございます
ご心配をおかけしましたが、アレルギー症状が治まってしまえば元通りです。後遺症もなく普通の膵炎患者に戻りました。元気いっぱいです。明日からは食事も再開予定です。
[ 2007/12/19 21:46 ] [ 編集 ]
これがアナフィラの不思議なところ
今帰宅しました。元通りになりましたか…。ヨカター。。
もう携帯でこのブログ、開きっぱなしでしたよ…。
大分派手にアナフィラ起こしましたね、お疲れ様でした。
本当に病院でよかったですよ。派手に倒れて正解でした。
FOYってフォイパンの点滴?であってますかね?
そそ、いつも使ってる薬でも突然来ますから、激しく反応する点滴や注射の時は、私はいつも、最初の数分が緊張感で一杯です。来るかどうか、分かるから、です。
でも、終わってしまえば信じられないほど、元通りになるのがアナフィラの不思議というか、周りに信じてもらえなかったりしちゃうところ…。
病院にしっかりアレルゲンを見つけてもらって(難しいんだけど)その成分なしの治療薬での治療に移行しかないですね…。
今、フオイパン錠でですが、調べたら、(成分がメシル酸カモスタットとなっていたので、違うのかもしれないですけど)重い副作用にアナフィラ書いてありますね。(大概の薬にはかいてありますが…)
本当に、無事生還できて良かったですっ。
辛い中、私のブログにもコメントくださってありがとうございました。
お互い、アナフィラでなんか絶対命落とさない様、注意注意で行きましょうね!
[ 2007/12/19 22:43 ] [ 編集 ]
>FOYってフォイパンの点滴?

あってますよ。そんなところです。ただし、錠剤で経口投与の場合は体内に吸収される前に分解されてしまうので効かない人には全く効かないという素敵な高額薬品です。v-8
>アナフィラの不思議というか、

不思議ですね。もうすっかり回復しました。しかし、重症膵炎よりもこいつの方がやばそうですね。重症膵炎は死ぬまで24~48時間かかりますが、こいつは1時間で死ねます。(笑)
今日は他病棟の看護師が見舞いに来てくれたのですが、何故か「ERCP後の覚醒に失敗してこけてICUに運ばれた」事になっていました。まったく、この病院は患者で遊ぶんだからしょうがないです。v-16
[ 2007/12/19 22:59 ] [ 編集 ]
そうだったんだ!
てっきりERCPでICU行きになったのかと。
意外や意外!アナフィラって、点滴でもなるのか~。
って、トロロもFOY何度もやってんじゃん!怖っ!
今度からFOYの点滴の時は、最初ナースコールを片手に握り締めておこう。
いや、でも、ホント戻ってきてくれてよかった~^^;
[ 2007/12/20 00:02 ] [ 編集 ]
薬物性っていうか静注だと即効来ますぜ、しかもきつい!
しかし、こりずにERCPへの挑戦は続きます。フサンとミラクリッドのアレルギーテストをしてからですけどね。
[ 2007/12/20 00:16 ] [ 編集 ]
FOY
FOY!
覚えたので使ってみました。経口との違いはそういう事なんですねー。また勉強になりました☆
トロロさん、FOYだけが怖いとは違いますよ。色んな薬物で無限にアナフィラの可能性を秘めてます。宝の山です。特に点滴や注射は本当に反応速攻だから、FOYだけじゃなくて、出来れば押し間違えない様注意しながら、毎回ナースコール握っていれば最高に厳戒態勢で良いと思います。
アナフィラは、そう、一時間で死ねます。プカプカプーを殺すなら、生サーモン与えれば一時間でサヨナラ出来ちゃいます。だけど、山越えたら、せいぜい2、3時間で元の人に帰れます。とってもスリリングなのですよ…。私は大きいのは3回まででとどめてます。アレルギストの間では、『恥ずかしながら〇回やっちゃいました』と言う位、数少なく自己管理出来てる方が評価高いです(´∀`)お初は仕方ないですが。私は経口や点鼻などでは、呼吸困難までいたらない微妙な意識不明のショック症状は数知れず。
本当に厄介…。amylaseさんも、外出中は気を付けてくださいね!
[ 2007/12/20 02:14 ] [ 編集 ]
だから薬は嫌いなの
トロロはそういうのをTVで見て怖くて西洋薬が苦手なの。
とにかく怖くて。でも点滴ではならないもんだと何の根拠もないのに思ってた。
だからおバカは困るのよね。バカは命取りになりかねないと知ったよ。
トロロもそのIgeだか何だかの数値が上がったので、次何が来るか…
これからは慎重にいかなきゃな!
[ 2007/12/20 08:30 ] [ 編集 ]
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